決算説明資料

2016年3月期(2015年度)第3四半期決算説明会 質疑応答要約

  • Q1事業利益の変動要因分析(決算説明会資料の11ページ)では、価格変動とコスト変動による増益の金額が大きいが、その要因を教えて欲しい。
  • A価格変動には、中南米の通貨下落に対して、現地での販売価格を値上げしたことによるプラス効果が含まれており、この効果が最も大きい。
    コスト変動は、各事業においてコスト削減活動による効果もあるが、プリンター事業におけるインクカートリッジモデル本体の第3四半期における生産投入数量が、前年同期に対して減少したことによるプラス効果が大きい。なお、生産投入数量は、四半期単位で前年同期と比較すると増減があるため、必ずしも毎四半期大きなプラス影響になるということではない。
  • Q2来期の業績の考え方について教えて欲しい。
  • A事業環境については、引き続き慎重な見方が必要であると考えるが、大容量インクタンクモデルの数量拡大や、オフィス向けインクジェットプリンター拡大によるMIF改善の効果などは、継続して業績に反映していきたい。プロフェッショナルプリンティング事業でも、新規領域に向けた商品を投入し、また、プロジェクターでも商品ラインアップの整備を進め、戦略に沿って着実に成長させたいと考えている。
    一方で、戦略的投資は一定期間継続が必要であると考えているため、中長期と短期の利益水準のバランスを取った経営を行っていきたい。
  • Q3株主還元への考え方を教えて欲しい。
  • A配当の水準については、かねてから目標として掲げてきた連結配当性向30%を前期で達成したところである。当社は、今後とも安定的かつ高い水準での資金創出が可能と考えており、創出された資金の効果的な使途の検討にあたっては、まずは成長投資と強固な財務構造の構築に取り組みつつ、株主還元についても、中期的には連結配当性向の更なる向上とともに、自社株買いも株主還元の手段として、財務構造や株式の流動性等を総合的に勘案のうえ、検討を進めていく方針である。
  • Q4競合他社による、大容量インクタンクモデルの市場投入の影響について教えて欲しい。
  • A大容量インクタンクモデルは、安価で大量印刷を実現したいというお客様のご要望にお応えしたプリンターであり、マイクロピエゾヘッドの特長である高い耐久性が生かせる商品であると考えている。
    今年度に入り、他社も一部の地域に投入してきたが、エプソンは、2010年10月に販売を開始して以来、150カ国以上にも及ぶ地域での販売実績により、市場認知度やブランド力、販売サポートネットワークを築き上げてきた。今後は、更に商品ラインアップを拡充していく計画であり、引き続き着実な数量成長を実現していきたい。
    他社が参入することにより、大容量インクタンクモデルの認知や市場拡大が一段と進むきっかけとなる可能性もあるため、更にレーザープリンターからの置き換えを加速させていきたいと考えている。