決算説明資料

2016年3月期(2015年度)第2四半期決算説明会 質疑応答要約

  • Q1今回予想からUSドルの為替感応度が大きく変更されているが、要因を教えて欲しい。
  • A中南米通貨のレートについて、従来は、USドルと連動して変動していたことに加え、変動があった場合も、USドル換算価格が一定となるように現地販売価格を調整していた。そのため、エプソンの為替影響を算出する場合は、南米通貨の債権・債務をUSドルに換算し、USドルの債権・債務に合算したうえで算出してきた。
    第2四半期は、中南米通貨で急激な下落が進んだことで価格調整が追い付かず、損失が発生することとなった。
    このような中南米通貨変動の状況を踏まえ、従来はUSドルに合算していた中南米通貨分の債権・債務をUSドルと切り離して計算することとした結果、USドルは1円の円安で年間4億円のマイナスが発生することとなった。
  • Q2第2四半期の実績について、多くの事業で第1四半期の決算発表時点からの変化があるが、利益に与える影響が大きかった要因を教えて欲しい。
  • Aセグメント毎の要因は決算説明会のスライド6ページにあるが、中南米の通貨が急激に下落したことで、実体経済へ影響が大きく出ることとなった。エプソンの売上収益に占める中南米向けの比率は少なくなく、プリンター事業、プロフェッショナルプリンティング事業、ビジュアルコミュニケーション事業など多くの事業に影響を及ぼすこととなった。
    加えて、プリンターやプロジェクターなどの製造コストはUSドルの比率が比較的多いため、USドル高が進展したことで製造コストが増加することとなった。
    また、先進国でもプロジェクターの教育需要減少や、プリンター市場における競合他社の価格プロモーションの影響なども受けた。
  • Q3今回、通期業績予想を修正する一方、配当の予想を据え置いたが、株主還元に対する考え方を教えて欲しい。
  • A当社は、成長戦略に基づく投資や、経営環境の変化に耐え得る強固な財務構造の構築に取り組むとともに、積極的な利益還元を実施することを配当の基本政策としている。
    配当の水準は、目標としてきた連結配当性向30%を達成し、さらなる向上も検討していくという考え方に沿ったものである。
    配当や自己株式取得を含めた中期的な株主還元の考え方については、次期中期経営計画の検討を進める中で、戦略投資の規模などを勘案したうえで、改めてご説明したいと考えている。
  • Q4プリンティングソリューションズにおいて、下期の事業利益予想を修正することになった要因とその影響度を教えて欲しい。
  • A主な要因は、プロフェッショナルプリンティングにおける大判プリンターである。
    景気の不透明感が強まる中で、販売数量や単価の予想を引き下げた。また、新商品投入を計画していたが、投入時期を見直したことで、既存商品の価格対応などが必要となった。さらに、大判プリンター用部品の需要予想も修正した。
    プリンター事業におけるインクジェットプリンターは、競合の価格プロモーション強化がさらに進むことで本体の売上収益減少を見込む一方で、大容量インクタンクモデルや、インクカートリッジモデル本体稼働台数の構成改善による、インク売上収益の拡大は堅調に進むものと予想した。さらに、第2四半期で予定していたインクカートリッジモデル本体生産タイミング調整の一部が、下期にスライドしたことの効果なども織込んでいる。