決算説明資料

2010年3月期(2009年度)通期決算説明会 質疑応答要約

  • Q1電子デバイスの構造改革について、改めて進捗を伺いたい。
  • A基本的には以前お話したとおりの内容で進んでいる。
    中・小型液晶ディスプレイ事業については、昨年6月30日に締結した契約にのっとり、予定通り本年4月1日付けで、アモルファスシリコンTFT液晶ディスプレイ事業に関する事業資産の一部を譲渡した。
    半導体事業については個々のリソースや技術者は、水晶・完成品等のシナジーがあるところに転換させた。
    また、従来からの特徴である省エネに焦点をあてて事業展開するが、事業規模は小さくなる。 生産ラインについては、計画通り来期中に一拠点に集約する。
  • Q22010年度の予想について、上期を厳しく見ているのか。下期と相対的に見てアンバランスではないか。また、足元の販売状況をついて教えて欲しい。
  • Aエプソンは事業の特性から、収益が下期に片寄る傾向であり、損益構造に特別な変化は想定していない。
    足元の状況は、慎重に見てはいるが、電子デバイスは2009年度の第2四半期頃からかなり注文が入り、半導体、水晶センサー、高温ポリシリコンTFT液晶パネルなどの稼働が改善された状況は継続している。
    情報機器についてもそれぞれの事業において市場の回復感が現れており、その需要にしっかり対応していきたいと考えている。
  • Q32010年度の経常利益予想240億から当期利益予想は0となる内訳を教えてほしい。
  • A特別損失が120億、税金費用が120億。 特別損益には、中・小型液晶ディスプレイの構造改革の仕上げのための費用などを見込んでいる。
  • Q4重点事業の戦略について伺いたい。
  • Aインクジェットプリンターについては、基本的にコンシューマー領域の商品をベースとし、ビジネス仕立ての商品ラインナップを充実させていく。
    また、エマージングの領域は、市場としてはまだ大きくないが、消耗品を中心としたビジネスモデルを確立し、成長したいと考えている。
    ラージフォーマットプリンターの領域において現在エプソンが強いポジションを持っている分野は、フォト、プルーフィングなど限定的である。今後はCAD、サイネージの領域に商品ラインナップを拡充したい。そのために、ソルベントインク、白インク対応の商品ラインナップを充実させる。その他、商業・産業分野においても今期しっかりと商品を投入する。
    プロジェクターについては、エプソンは基幹部品から完成体まで扱っており、基幹部品である高温ポリシリコンについてはさらなる展開を考えている。完成品に関してはビジネス向けや教育向けなど、ローエンドの商品が多いので、サイネージなどにも展開することで商品ラインナップを拡充し、市場成長を上回りNo1のポジションをより強固にしたい。
  • Q5重点事業の戦略について伺いたい。
  • A水晶デバイスについては、音叉に関しては既に優位な地位を確立しているが、更なる小型化によって市場をリードする。また、QMEMSというフォトリソ加工を中心とした技術を応用してセンサー領域を拡大する。加えて、圧倒的な生産性と小型化と高機能化を両立するような素子を拡充し、ATにおいても音叉と同じような圧倒的なNo.1を獲得するような対応をしていきたい。
    あわせて半導体とのシナジーを活かして付加価値の高いモジュールなど、完成体に近い領域まで商品を展開することにより成長をしたい。
  • Q6電子デバイス、2011年度の利益イメージは。
  • A成長領域である水晶デバイスを中心に黒字体質に転換できるようにしっかりと対応したいと考えている。