当社は、経営理念の実現に向けて定めた企業行動原則及びコーポレートガバナンス基本方針で掲げたステークホルダーとの誠実な対話を実践するにあたり、本方針を定めます。
当社は、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現するためには、あらゆるステークホルダーとの誠実な対話を通じ、経営の透明性を高め、長期視点での信頼関係・パートナーシップを構築し、強化していくことが、重要かつ不可欠であると認識しています。
その取り組みの一環として、株主・投資家・アナリスト・その他市場関係者等(以下「株主・投資家等」という。)に対する情報開示方針を明確にして、IR活動やSR活動(以下「IR・SR」という。)の更なる充実を図り、建設的な対話を実施します。
情報開示及び株主・投資家等との対話を行う際には、社内規則(「エプソングループ内部者取引管理規程」)に従い、インサイダー情報の管理を徹底し、インサイダー取引を未然に防止します。
当社は、フェア・ディスクロージャー・ルールの対象となる重要情報を、インサイダー情報及び未公表の確定的な情報で株価に重要な影響を与え得ると当社が判断した情報と定義します。
重要性の該非は、IR・SR主管部門が起案し、関連部門と協議の上、IR・SR担当役員が決定します。
重要情報の選別的開示は、行いません。重要情報の伝達にあたっては、4.に記載した方法により、同時または速やかに公表します。
なお、個別面談等において、意図せず重要情報を伝達した場合は、当該伝達事実を認識した後、4.に記載した方法により速やかに公表します。
決算情報の漏えいを防止し、情報開示の公平性を確保するため、決算期日の翌日から当該決算情報公表までを沈黙期間とし、当該期間においては、決算・業績等の見通しに関する質問への回答やコメントを差し控えます。
但し、当該期間中であっても既に公表されている情報に関する質問等については、株主・投資家等との対話は妨げません。また、当該期間中に、公表済業績予想の変動見込み等の重要事実・重要情報が発生した場合は、取引所規則等に基づき適切に情報開示を行います。
年度業績予想や中長期経営計画等の将来に関する見通しは、開示時点までに入手可能な情報に基づく将来の予測であり、潜在的なリスクや不確定要素を含んでいます。そのため、実際の業績等はさまざまな要素により、当該見通しと大きく異なる結果となり得る旨の注意事項を開示情報に付記します。
当社に関する第三者による業績予想等については、原則コメントを行いません。
但し、当該情報に事実誤認がある場合や当該情報が投資判断に重要な影響を及ぼし得ると判断した場合は、4.に記載した方法により適切な情報開示を行います。
株主・投資家等との対話は、内容の一貫性と選別的開示を回避するため、代表取締役社長、IR・SR担当役員またはIR・SR担当部門の管理職又はIR・SR担当役員が委任・指定する財務経理担当等の関連部門の管理職が行うことを基本とします。
株主・投資家等との対話を促進するため、以下の取り組みを実施します。
なお、対話にあたっては、株主・投資家等のニーズを踏まえたうえで、業績変動等の財務情報だけでなく、長期ビジョン、中期経営計画、事業戦略、ESG関連情報等の非財務情報を活用しながら、中長期的な企業価値向上に資するような対話を実施します。
株主・投資家等との対話の実効性を確保するため、実質株主の把握に努めます。
以上