エプソンがロボットをつくっていることをご存知だろうか。実はエプソンはプリンターやプロジェクターだけでなく、生産現場を自動化する産業用ロボットの製造・販売でも高いシェア※を持っている。これらのロボットは、電子部品の組立・搬送・検査や食品・化粧品の梱包など、さまざまな分野の生産現場で使用され、生産効率の向上などに貢献している。
※ 産業用スカラロボットの2010年の金額ベース出荷実績において、エプソンは世界1位(富士経済『2011ワールドワイドロボット市場の現状と将来展望』調べ)
エプソンのロボット事業のルーツは、1981年に開発した、腕時計の組立用ロボットにさかのぼる。試行錯誤を繰り返す中で培った、腕時計の小さな部品を精度よく効率的に組み立てる技術は、その後も進化を続け、現在では、高精度・高速で耐久性の高いロボットとして、世界中のお客様から高い評価を得ている。
このエプソンのロボットが、2011年11月9日から12日に東京ビッグサイトで開催された「2011国際ロボット展」に出展された。ここでは展示の一部だが、幅広いお客様のニーズに応えている、スカラロボットや6軸ロボットについて紹介したい。

スカラロボットとは水平方向にロボットアームが動作する産業用ロボットで、スマートフォンなどの電子部品や自動車部品の組立・搬送に用いられることが一般的だ。
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6軸ロボットとは、回転させたり曲げたりできる軸が6箇所あるロボットで、4軸が一般的なスカラロボットよりもさらに複雑な作業に適している。例えば、靴底の3次元曲面の接着や、金属や樹脂版の正確なカットなどができる。
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ロボットを3D描画して、実機と同じプログラムで動作させ、ロボットの生産現場への最適な配置を検討できるシミュレーターも用意している。

シミュレーター
「2011国際ロボット展」は来場者数が10万人を超え盛況裡に終わった。これは産業用ロボットの需要の高まりとは無縁ではないだろう。
近年、スマートフォンや車載用電子部品など小型電子機器の一大生産拠点である新興国においては、人手不足、作業効率の改善、品質の安定などの要求を背景に、産業用ロボットを導入することにより生産性の向上を図りたいという要望が急速に高まっている。また先進国ではこのような電子機器に加えて、食品・化粧品・医療品などの検査や梱包を自動化し、製品や作業者の安全性を向上させたいという要望も多い。
エプソンはこうした要望に応えられる幅広い製品ラインアップと、世界中の拠点からの迅速できめ細かいお客様サポートを強みとして、拡大する市場とともにロボット事業のさらなる成長を図っている。