大画面スクリーンに会議資料などの文字データや、写真、映画など様々な映像を映すプロジェクター。ビジネスシーンではもはやプレゼンテーションツールとして欠かせないものになりましたが、ご家庭でDVDを大画面で楽しむためのホームシアターとして幅広い層から支持をいただいたり、学校での授業や店舗での商品紹介のために使われたりと、その用途はますます広がっています。ここでは美しい映像をつくり出すための、エプソンのプロジェクター技術をご紹介します。
そもそも色というのは、光の波長の違いで、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3色に分けることができます。これを「光の三原色」と呼びます。プロジェクターやテレビは、この光の三原色を組み合わせて様々な色を作っています。
3LCDとは、3枚のLCD(液晶パネル)を使って映像を作り出すプロジェクターの方式です。3LCDは、投写ランプから発した光をダイクロイックミラーで光の三原色に分解。液晶パネル(HTPS※方式)を1枚ずつ割り当てて透過し、形と動きを与えます。分解された光は、プリズムで構成され、カラー映像のあらゆる色や動きを生み出し、自然で美しい色を再現します。
※HTPS(High Temperature Poli-Silicon:高温ポリシリコン)とは
小型、高画質の透過型液晶パネルです。
3LCD方式には、次の4つの特徴があります。
光の利用効率が高いため、明るい部屋でもきれいな色ではっきり見ることができます(写真はイメージ)。

広い色再現性とすぐれた階調表現で原色に忠実で自然な画像を映し出します(写真はイメージ)。

3枚の液晶パネルで色再現しているため、カラーブレークアップ現象※がなく、目に優しいといえます(写真はイメージ)。
※カラーブレークアップとはスクリーン上の画像の動きと視聴者の目の動きの関係により発生する、虹の様な模様が見える現象です。

輪郭のぶれがなく、なめらかに表現できます(写真はイメージ)。

エプソンのホームプロジェクターの一部機種には1920×1080画素のフルハイビジョン液晶パネルが搭載されています。この液晶パネルには、エプソン独自の新世代液晶技術「クリスタルクリアファイン(通称:シースクウェアファイン)」を採用。液晶配向膜の無機化及び垂直配向膜技術で、高コントラストで艶のある高画質を実現しました。これにより、デジタルハイビジョン放送や次世代光ディスクの高精細で緻密な映像を楽しむことができます。

ランプの光から高純度の三原色(R、G、B)を抽出する、新しい光学フィルタ、それが「New エプソンシネマフィルタ」です。電子的に色補正するデジタル・プロジェクターとは異なり、光学的に処理するため、高いコントラストを維持します。これにより、NTSC比115%の広い色再現領域を実現。それに加えて、純度の高い三原色が得られるため、映像ソース本来の色に忠実で高品位な色を再現できるのです。

エプソンは、高画質のためにランプも独自の技術で開発しています。それが、「E-TORL (Epson-Twin Optimize Reflection Lamp)」 という光学ランプです。これは従来のランプに発光管を覆うリフレクター(反射板)を追加し、非球面レンズを組み合わせて使用したエプソン独自のランプシステムです。
これにより光効率が約20%向上し、従来の追加リフレクターがない方式と比べ、約10%の省消費電力化を実現しました。さらに、色再現領域を拡張することができるため、高輝度だけではなく、正確な色再現をも可能にしています。

エプソンのプロジェクターには、投写される映像の明るさを自動認識し、1/60秒単位で透過光コントロールする自動絞り機能「オートアイリス」が搭載※されています。これにより、変化する映像のハイライトからシャドウまでを見事に再現し、映像に自然な奥行き感と立体感を与えます。
※一部のプロジェクターに搭載
