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アサヒカメラ2015年11月号

エプソンプリンターレビュー 第1回

「自分の表現したい世界観を実現してくれる」
あらゆる写真表現に対応してくれるエプソンプリンターの魅力とは?

A3ノビ対応 プロセレクション SC-PX7VII

最新鋭のA3ノビプリンターで8色の顔料インクを搭載。ブルーインクは青空や青い海の色を、オレンジインクは人物の肌や紅葉などを階調豊かに美しく描き出す

A3ノビ対応 プロセレクション SC-PX7VII

顔料インクを搭載したA3ノビサイズの最上位モデル。ライトグレー、グレー、ブラックのインクによって立体感のある表現が得られる。モノクロでもグラデーション豊かに再現する

A3ノビ対応 プロセレクション SC-PX7VII

プロセレクションでは唯一、A2ノビサイズのプリントが可能なモデル。17インチ幅のロール紙での印刷もできる。黒の濃度を高めたことによる色鮮やかな表現も魅力

A3ノビ対応 プロセレクション SC-PX7VII

A3サイズまでのプリントだけでなく、コピーやスキャンもできる万能型の染料プリンター。コンパクトでプロセレクションシリーズのような高級感があり、タッチパネルの採用などで操作性にも優れている。しかもPCを使わずにプリンターだけで、カラー、モノクロの作品づくりが可能である

作品づくりに最適なプロセレクションモデル

エプソンのプリンターには「カラリオ」と「プロセレクション」がある。「プロセレクション」シリーズはプロ、ハイアマチュア向けの製品で、高品位なプリントで出力できるモデルがそろえられている。今回は最近登場した、大判サイズでプリント可能な3モデルと「カラリオ」シリーズの最上位モデルについてご紹介しよう。

A3ノビサイズまでプリントできるSC-PX7VIIとSC-PX5VIIは、8色の顔料インクを搭載したモデルだ。最新鋭機のSC-PX7VIIにはブルーインクが採用され、深みのある階調豊かな青色が表現できる。海や空など風景を撮影することが多い人には、特におすすめしたいプリンターである。

一方、「できるだけ大きなサイズでプリントしたい」という人には、SC-PX3Vが適している。A2ノビサイズまで出力できるため、写真展などでプリントを制作する際には非常に重宝する。先の二つのプリンターと同じく顔料インクを採用しているので、インクの定着が早く色調整が効率的に行える。

これらの顔料プリンターに対して、染料インクを搭載したのが「カラリオ」シリーズのEP-10VAだ。プリントサイズはA3までだが、染料インクによる用紙の風合いを最大限に生かした美しいプリント制作が楽しめる。他の3機種と比べて大きさもコンパクトで、設置スペースも確保しやすい。

SC-PX3VとSC-PX5VIIには、黒の濃度を深めた「Epson UltraChrome K3インク」が搭載されていて、モノクロ表現でも抜群の描写力を発揮する。また、EP-10VAも新開発の「Epson ClearChrome K2インク」を採用したことで、階調豊かなモノクロプリントを制作することが可能になった。これらの機種に搭載されたブラック系インクは、モノクロのみならずカラーでの表現においても質感や階調の向上に寄与している。

SC-PX7VII・SC-PX5VII・SC-PX3V
写真表現の幅を広げてくれる3モデルの特長とは?

美しいプリント制作が可能なSCシリーズ

前項でも述べたようにA3ノビ以上のプリントを出力する場合は、「プロセレクション」シリーズのSC-PX7VII、SC-PX5VII、SC-PX3Vが選択肢の対象となる。青色やプリントの光沢感を重視するのであればSC-PX7VII、カラーに加えモノクロでの印刷が多い人はSC-PX5VII、写真展用に大きなプリントを制作するならSC-PX3V、といった選び方がひとつの目安になりそうだ。今回はその中から、先頃発売されたばかりのSC-PX7VIIを選んで使ってみた。

CLOSE UP!! プロセレクション SC-PX7VII
インク構成は8色構成 ブルーやオレンジをはじめとした8色のインクを搭載。ブルーインクをマットブラックインクに交換すれば、マット紙の用紙を使った時にも落ち着いた風合いで表現できる グロスオプティマイザで顔料でも光沢感を!! グロスオプティマイザの搭載により、顔料モデルながらもプリント表面は非常に滑らか。特に光沢用紙を愛用している人は大いに満足するはずだ

印刷を始めてまず驚いたのが、作動音の小ささだ。これなら深夜でも家族など周囲に気兼ねすることなく、プリント作業が思う存分できる。そして刷り上がったプリントを見て、その光沢感に再び驚かされた。これはSC-PX7VIIに搭載された8色のインクのうち、グロスオプティマイザと呼ばれるインクの効果によるものだ。

顔料インクはプリント表面に〝のせる〟タイプのインクなので、通常はごくわずかに表面に凹凸が感じられるが、グロスオプティマイザによって表面が滑らかになり、まるで染料プリンターで出力したような美しい光沢感が得られる。一方、マット系の用紙を選んだ場合はその効果はオフとなり、用紙の風合いを生かしたしっとりとしたプリントに仕上がる。

何枚かの写真を使って出力した中で、一番印象に残ったのが青カブリした奇岩の渓谷を捉えたものだった。岩の質感はもちろん、画面全体から立体感が感じられ、さまざまな青色が混在することで岩が浮かび上がるように見事に表現されていた。その仕上がり具合は自分の想像を超えていて、大いに満足できる結果が得られたのである。

ブルーカラーが加わって青色の深みがスゴイ!

SC-PX7VIIにはブルーインクが搭載されている。これにより筆者がプリントしたような青カブリした風景はもちろん、夏の海の青さや秋の澄みきった青空を自分のイメージそのままに美しく表現することが可能になった。特に海や川など水面に映り込んだ青色は、グロスオプティマイザによる効果と相まって水の表情までみずみずしく再現してくれるので、風景などをメインに撮っている人には最適なプリンターといえるだろう。

染料インク搭載の高性能コンパクトプリンター

今回取り上げた4機種の中で、唯一染料インクを搭載している「カラリオ」シリーズのEP-10VA。一般的に染料インクはインクが定着するまでに一定の時間を要するというデメリットがあるものの、使う用紙の風合いを生かせるのが最大の魅力だ。

A3も印刷できる

作品制作には欠かせないA3サイズまで印刷可能なEP-10VA。背面トレイには専用紙なら5枚、普通紙なら10枚まで一度にセットできる

CLOSE UP!! カラリオ EP-10VA
新6色インクで写真画質 レッドインクの採用で黄色から緑色の再現領域が拡大。グレーインクによって高品質なモノクロ印刷も可能だ

EP-10VAを使って光沢用紙でプリントすると、光沢感のあるプリント表面の滑らかさに目を奪われる。それに対してマット紙を使った場合は、紙の細かなテクスチャーがそのまま生かされて絵画のような独特の仕上がりになった。また、新しい「Epson ClearChrome K2インク」の採用によるものだろうか、暗部の黒がしっかりと締まっていながらも微妙な階調が出ていることが、プリントに奥行きが感じられる要因のひとつになっている。

新インクの効果はモノクロでも同様だ。岩や葉の質感が緻密に再現され、明部から暗部にかけてのグラデーションが滑らかに表現された。さらに通常のモノクロ印刷に加えて、プリント時に冷黒調、温黒調の2種類が選べる点もユニークだ。写真によってはこれらを使い分ければ、違った雰囲気で表現できる。

また、作品づくりに重宝するのが「作品印刷機能」だ。この機能はPCに接続しなくても、明るさ、コントラスト、色調の確認が一覧できたり、細かい撮影情報をプリントできる機能だ。わざわざPCを立ち上げる手間もかからないので、気軽に作品の追い込みが可能。

二つの黒インクで表現する新しいモノクロ印刷

ブラックにグレーインクを追加したことで、よりなめらかなモノクロ印刷が可能になった。暗部はブラックインクで、ハイライト部分はグレーインクで表現することで奥行きのある作品に仕上げられる。

染料インクならではのグラデーション階調

EP-10VAには新しい6色のインクが採用されている。これによりカラー表現はもちろん、モノクロでも階調豊かに表現できるようになった。また、5種類のドットサイズを使い分けて印刷するエプソン独自のインク技術「Advanced-MSDT」がさらに進化し、人間の肌なども美しく忠実に再現してくれる。

文/伊藤 亮介 撮影/堤 晋一 デザイン/渋沢企画 企画・制作/アサヒカメラ ADセクション