写真家が語る、プロセレクション

  • 製品をご利用中の方へ

    サポート情報
  • ご購入はこちら

ロール紙でのプリントはその可能性に、ワクワクしてしまう。INTERVIEW 01 中井精也×SC-PX3V

作品の終着駅は、写真展であり、
展示するプリント。

中井先生にとって、プリントというのはどのような意味がありますか。

中井
写真家としての仕事で言えば、作品の終着駅は写真展になります。人に見せる形が写真であり、その中で選び抜かれたものがプリントされて作品となります。ですから、プリントはとても大切なものということになりますね。

プリントされた写真と、モニターで見る写真は別のものという感覚でしょうか。

中井
別物というわけではないのですが、モニターの画面上に並べてみても、何か膜が一枚、間にあるというか、ちょっと距離感があって、頭に入ってこないんですね。ところが、プリントして並べるとしっくりくるし、ひらめくんです。
それと風合いみたいなものが、モニターでは感じることができません。僕は紙でいうと、「UltraSmooth Fine Art Paper」でプリントするのが一番好きなんですが、このやさしく柔らかな風合いはデジタルの世界にはないものですね。

確かに、手に取るという行為ひとつとっても、モニターではできないものですね。

中井
そういうことを含めて、僕はプリントすることにこだわっているのかもしれません。僕は撮影のときにコントラストを下げて撮ることもありますが、それはどの用紙でプリントするかをイメージしたうえで調整し、プリントで柔らかな表現を完成させます。僕みたいに、シャッターを切る時に、どういうメディアで、どういう風にプリントしようかを考えている人は少ないと思いますよ。

PHOTOGRAPHER WORKS 001

「自然な風合いを大切にしたい時には、『UltraSmooth Fine Art Paper』で出力することが多いですね。これはしだれ桜と雪景色という貴重なシーン。雪に煙る車両、水面に移る樹の風情。幻想的な作品に仕上がりました。」

自分のアトリエにプリンターがあれば、
妥協せずにこだわり続けられる。

SC-PX3Vで作品をプリントしていただきましたが、印象はいかがでしょうか。

中井
K3インクでも全く文句はなかったんですが、この「Epson UltraChrome K3インク」はさらに黒が締まったという印象ですね。コントラストもよく出るのに、暗部のグラデーションもきれいです。並べてみると、やっぱり違う。写真家としてはありがたいと思います。
それと先ほども言いましたが、僕はマット系でプリントするのが好きなのでマット系でも黒が締まりますね。眠い印象がほとんどなくなりました。

黒以外ではどうでしょうか。

中井
他のカラーもいいですね。黒が浮き上らないし、中間色も繊細に出る。階調性に優れているから、マット系の紙でのモノクロプリントでも明暗差が精緻です。

精緻さと言えば、マイクロピエゾヘッドのインク吐出の精緻さと
  安定性は実感できますか。

中井
この写真は、列車を遠景で逆光で撮っているのですが、車両と線路の間、この隙間がきれいに捉えられています。カメラも進化していますが、プリンターの精度の向上がこういう細かいところで実感できますね。

PHOTOGRAPHER WORKS 002

「通勤電車の向こうに夕日が沈んでいく。このオレンジからバイオレットのグラデーションはなかなか出にくいのですが、 SC-PX3Vは繊細に、そして豊かに出ていますね。」

大判で出すと、実力が確認できる。
もちろん、大きな喜びも。

今回はSC-PX3Vで、ロール紙プリントをしていただきました。

中井
SC-PX3VはA2ノビのロール紙で印刷ができる。迫力ありますよ。これを自分のアトリエでできるのは楽しかったですね。特にこの縦方向のパノラマは、自分でもワクワクしながらプリントしました。
これは跨線橋から撮った北海道の札沼線。ずっと続いていく線路の先に車両を捉えているわけですが、しっかりと車両番号まで克明にプリントできている。こういう精緻な再現力があるからこそ、大判プリントの楽しさも、そして可能性も大きく広がっているんだと思います。

ロール紙プリントなどがあると、
  やはり、写真展での展示の仕方などに変化が出てきますね。

中井
見せ方のバリエーションは増えると思います。縦のパノラマだけで何本も飾ったり、そうそう、マット紙なら吊るせますね。展示の可能性が広がります。
それと今は合成の技術が進んでいますが、パノラマは、プリントでの新しい見せ方ができる。これはすごいことだと思います。

写真愛好家の方も、大判プリントをしたほうが良いとお考えですか。

中井
もちろんそう思いますね。写真展を考えている人は、 SC-PX3Vをお勧めします〈笑い〉。大判プリントは、喜びが大きいのはもちろん、愕然とすることもあります。励みにもなると思います。ぜひご自分で体験してみてください。

最後に、「Epson Print Layout」というソフトウェアについて伺いたいのですが。

中井
一枚の紙にいろいろな写真をレイアウトするのに向いているソフト。とても便利ですから、使ってみるといいですね。あまり知られていませんが、フレームの色も選べるんです。楽しいですよ。

PHOTOGRAPHER WORKS 003

「北海道の札沼線です。こういう縦のパノラマ写真は、本当に面白くて、少しずつ出力されていく作品を見ながら、ワクワクしていました。」

中井精也が語る「写真をプリントすること」とは

写真をプリントすることは終着駅と語る鉄道写真家の中井精也氏。良いカメラやレンズを使って撮影をするだけでなく、写真をプリントするところまで楽しんでほしいと言う。中井氏が考える写真をプリントすることのメリットや魅力を紹介した60秒間のインフォマーシャルを撮影した。

動画

1967年東京生まれ。株式会社フォート ナカイ代表。鉄道に関わるすべてのものを被写体として独自の視点で撮影し、「1日1鉄!」や「ゆる鉄」など新しい鉄道写真のジャンルを生み出した。広告、雑誌、写真の撮影のほか、講演やテレビ出演など幅広く活動している。

>過去のインタビュー記事へ

SC-PX3Vスペック
Epson UltraChrome K3インク搭載
A2ノビ/17インチ幅ロール紙対応モデル

製品詳細についてはこちら

写真家が語る、プロセレクション  スペシャルムービー公開中

プロセレクション「中井精也の作品作り」篇
(注):本サービスはYouTube™のサービスを使って提供しています。