
※RAW形式に関してはこちらをご参照ください
色空間(カラースペース)を確認する

デジタルカメラやパソコンのモニター、プリンターが表現できる色の空間のことを、「色空間(カラースペース)」と言います。色空間には主に「sRGB」と「Adobe RGB」の2つがあります。
「Adobe RGB」と「sRGB」が表示できる色の領域の違い。
「Adobe RGB」の方が、緑から青にかけての領域がとくに広いことが分かります。
| sRGB | Adobe RGB | |
|---|---|---|
| 特徴 | 一般的に使用されることが多い色空間 | 表現できる色空間がsRGBより広い |
| メリット | 対応機器が豊富で取り扱いやすい | 色空間が広く鮮やかな色再現が可能 |
| デメリット | 彩度の高い色の再現性がAdobe RGBに比べて若干劣ることがある | 色を正しく再現するにはAdobe RGBに対応したモニターやプリンターが必要 |
カメラ、モニター、プリンター間で色空間が異なると、それぞれの機器の色空間に合わせて色が置き換えられます。そのため、写真の色味が正確に再現されないことがあります。イメージ通りのプリントに仕上げるには、使用する各機器の色空間をすべて揃えることが大切です。
デジタル一眼レフカメラは多くの場合、本体の設定でこの2種類の色空間を切り替えることができます。お使いの製品の取扱説明書などを参考にしながら、カメラの色空間を確認し、お持ちのディスプレイやプリンターが対応している色空間に合わせるようにしましょう。

プリントサイズに適した画素数を確認する
デジタルカメラは、一般に画素数が大きいほど緻密な描写になります(下図参照)。大きなサイズにプリントしたい場合は、下表を参考にして、カメラの画素数が十分かどうかも確認しましょう。

右図の方が左より4倍多いピクセル(画素)で構成されています。
このように、画素数が多いほど緻密な描写が可能になります(なお、ここでは違いが分かりやすいように、あえて極端に少ない画素数で比較しています)。

※表の見方
●……推奨する画像解像度
○……推奨する画像解像度に近い。十分な画質が得られる
△……推奨する画像解像度には及ばないが、用紙や絵柄によっては十分な画質が得られる
×……推奨する画像解像度には及ばず、観賞用には適さない

上の表は、撮影した写真を切り出さずにプリントする場合を想定しています。画像の一部分を切り出した場合は、その切り出し部分のサイズに応じておすすめプリントサイズも変わってきます。たとえば、左図の赤枠部分のように縦横それぞれ1/2の大きさの部分を切り出して同じ大きさでプリントする場合、その箇所の画素数は1/4になります。つまり、1600万画素あった画像でも、切り出し部分は400万画素程度にしかならないことになるのです。切り出す(トリミングする)場合は、こうしたことも考慮するようにしましょう。

一般に、同じ画素数でも撮像素子のサイズが大きいほど、光量が増えるため、ノイズが少なくなり細部の描写も美しくなります。また、撮像素子が大きいほど、被写界深度も浅く(ピントが合って見える範囲が狭く)なります。背景を大きくぼかした写真を撮りたい場合は、撮像素子の大きなカメラを選ぶといいでしょう。ただし、このように、同じ画素数でも撮像素子のサイズによってプリントの描写に差が出ることがあります。
画像の記録形式を確認する
デジタル一眼レフカメラのほとんどは、「JPEG」と「RAW」のいずれかで記録できます。それぞれの特徴を理解し、目的に合った記録形式を選びましょう。
■JPEG形式:
もっとも一般的に用いられる形式。汎用性が高く、(RAW形式に比べて)データのサイズが小さい。撮影時の設定内容(露出など)も記録される。
■RAW形式:
撮影されたデータがそのままの状態で記録されている。そのため、データのサイズが大きくなるが、撮影後に露出の調整などを行うことが可能。
※RAW形式については、今後、ご紹介予定です。
データを取り込んだ後で注意すること
Photoshop® Elementsなどで写真を開いてJPEG形式で保存し直した場合、若干の画質劣化が生じます。これは、JPEGとして保存する際に画像データを圧縮しているからです。そのため、Photoshop® Elementsなどで補正作業を行ったときは、TIFFかPSD形式(PSD形式はPhotoshop®専用の画像形式)などの画質劣化の少ない形式を選んで保存するようにするとよいでしょう。










