
東 誠三
Seizo Azuma
製品名:ラ・カンパネッラ -リスト名曲集-
試聴する
コンソレーション(慰め) 第3番(MP3,490KB)
型番:TYMK-013
価格:2,730円(税込)
深い洞察力に裏付けられた華やかな技巧と、常に誠実で生彩あふれる 音楽を紡いできた東誠三のセカンドアルバム。パガニーニによる大練習曲第3曲より、鐘の音を模倣した主題が、美しく軽やかに変奏されていく“ラ・カンパネッラ”をはじめ、ピアノを歌わせるロマン派の化身、リストの真骨頂である“愛の夢第3番”、そして最晩年の心境を反映させた、どこか神秘的な“忘れられたワルツ”などの小品が粋にセンスよく並べてある。リストの内面にしっかりと目をむけ、人格を伴った奥行きのある音楽として、聴き手の耳と心をくぎ付けにしていく東誠三会心のアルバムである。
東 誠三(ピアノ)
1962年生れ。5歳より片岡ハルコ氏にピアノの手ほどきを受け、東京音楽大学付属高校から東京音楽大学へ進む。在学中は、故・井口愛子、中島和彦、野 島 稔の各氏に師事し、1983年、第52回日本音楽コンクール第1位を受賞。
1984年よりフランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に留学し、ピアノをジャック・ルヴィエ、室内楽をジャン=クロード・ペヌティエの各氏に師事。他にテオドール・パラスキヴェスコ、パスカル・ドヴァィヨン、ジュルメーヌ・ムニエ各氏の指導も受ける。 パリ音楽院在学中から、日本国際音楽コンクール(86年)、ポッツォーリ国際コンクール(87年)入賞を皮切りに、モントリオール(88年)、ヴィオッティ・ヴァルセジア、ポルトー市(90年)、ロベール・カサドシュ(93年)等の国際コン クールに相次いで入賞。
また、1985年東京でのショパン協会例会リサイタルでデビューの後、毎年着実に、コンサート活動を重ね、これまでに海外では、ヨーロッパ各地、アメリカ、カナダ、中国でリサイタル、オーケストラとの協演を行い、また国内では、日本フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、大阪センチュリー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、群馬交響楽団、各定期演奏会への出演をはじめ、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、新星日本交響楽団、九州交響楽団など主要なオーケストラに度々ソリストとして招かれ、好評を博している。
リサイタル活動では、95年東京文化会館での演奏が、「なによりも作品そのものの詩情、表情が色濃く引き出されていた...。」(ムジカノーヴァ / 95年11月号、渡辺茂評)、「澄んだ大家の音」(ショパン/95年9月号)、「東誠三の演奏の質の高さと幅の広さが聴衆の心を魅了した。」(音楽の友 / 95年9月号、藤田 晴子 評)、「極めてスケールの 大きいピアニスト」(音楽現代 / 95年10月号、保延裕史評)などと評され、多彩な音色と説得力のある語り口を持った音楽作りが注目を集めている。また、アンサンプルにも積極的に取り組み、様々な楽器とのデュオや、N響のメンバーである、三浦章広(VI)、藤森亮一(Vc)と結成した「ボア・ヴェール・トリオ」での演奏機会も数多い。1998年4月には、第24回日本ショパン協会賞を受賞するなど、現在も引き続き活発な演奏活動を展開中であり、今後の益々の活躍が期待されている。
録音は、初のソロCDアルバム(ベートーヴェン:悲愴、告別ソナタ、シューベルト:即興曲集Op.90)がセイコーエプソンより発売されている。
何と温かく、粋に磨き抜かれた音楽だろう。晩年の無調、瞑想的な作品群を別とすれば、とかく派手な技巧の展覧会に悪用されがちなリストの名曲集において、若いピアニストが「人格」を伴った音を響かせること自体、稀である。東の演奏は技巧の切れ味や、いつもながらにピアノを芯から歌わせる音色の美しさもさることながら、リストの内面にしっかりと目を向け、奥行きのある音楽として聴き手の耳と心をくぎ付けにしていく。
池田卓夫(ライナー・ノートより抜粋)
Takeshi Kobayashi
Takayoshi Wanami
Toyoko Hattori
Kaoru Chiba
Seizo Azuma
Juro Aoki
Kenta Matsumi
Syoko Aki
Mineo Hayashi
Shigeru Toyama
Nobuko Imai
Shigenori Kudo