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ニュースリリース
2007年11月13日
セイコーエプソン株式会社

株式会社エコリカとのインクカートリッジ特許に関する訴訟について

当社では、株式会社エコリカとの間で争われていた特許侵害訴訟について、当社特許 (特許第3257597号)を無効とする知的財産高等裁判所の判断を不服として、最高裁判所に上告受理申立てをしておりましたが、2007年11月9日、最高裁判所は不受理決定いたしました。

特許出願分割に関する法解釈についての当社の主張が取り上げられず、今回の不受理決定につきましては、極めて残念に思います。

(詳細な経緯は注記をご参照ください)

当社は、米国ITC等を含め、他の国でも同様の特許を用い、特許侵害訴訟を提起し、当社の主張が認められている点からも、今回の結果は残念です。

当社における知的財産保護の活動は、あくまでも法令や企業倫理に違反することなく経営を行う"遵法経営"に則り、他社の権利を尊重すると共に、自社の権利も尊重していただきたいとの考えに基づくもので、非純正品を否定するものではありません。

当社は、お客様にご満足いただける商品を提供するため、よりよい画質の追求と、安心してご使用いただける機器の開発と環境づくりに、取り組んでまいりました。

その過程で、当社プリンタにおける最高のフォト画質・保存性能をはじめとする、優れた印刷品質は、当社プリンタと純正紙および純正カートリッジとの組み合わせにより実現できるものと考えております。

また、当社は、環境への配慮について、企業活動を進めるうえでの重要な課題として捉え、環境調和型商品の開発と社会への普及を推進するとともに、使用済み商品の回収・リサイクル活動にも積極的に取り組んでいます。使用済みインクカートリッジについても、1999年に店頭での回収ポストの設置、2004年に回収促進のためのベルマーク運動への参加など、資源として有効活用するための施策を、先陣を切って導入してまいりました。

当社では、今後とも法令や企業倫理に違反することなく経営を行う遵法経営にもとづき、他社の権利を尊重するとともに,当社の特許や商標等を無断で使用するものにつきましては、法律に基き対応してまいります。また、環境への負荷をより抑えた材料リサイクルの研究や、再生カートリッジの開発を通じて、地球環境全体の負荷低減にも貢献してまいります。これらの活動を通じ、お客様のお手元に最高の画質でのプリントをお届けするとともに、新たなデジタルプリント文化を提案してまいりますので、引き続きエプソンのプリンタをご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

注記 :当社特許侵害訴訟における詳細経緯

当社の提訴特許は、1992年2月19日に出願された親特許出願に基づき、2000年12月21日に分割特許出願を行い、2001年12月7日に登録されたものです。しかし、知的財産高等裁判所は、分割特許の発明は、親出願の明細書に記載されてはいるものの、親出願で不可欠とされる構成がなく、そのような構成を欠く発明は親出願において発明としては 除外されていると解されるから、結局親出願の明細書に分割特許の発明が記載されているとは言えず、不適法な分割出願であり、特許性判断の基準となる日は親特許出願の日に遡及せず、実際に分割特許出願を行った日であるとしました。その結果、分割特許の発明は親出願等からみて特許性がないとして特許無効としたものです。かかる特許分割に関する法解釈について当社は上告受理申立てを行いましたが不受理決定されたものです。

以上

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