ニュースリリース
2018年6月1日
セイコーエプソン株式会社

「Epson 25」事業基盤強化の一環としてのコア技術(小型射出技術)獲得に向け、新興セルビックを100%子会社化

- 製造プロセスを革新し、"ものづくりの未来を変える" -

セイコーエプソン株式会社(社長:碓井 稔、以下 エプソン)は、株式会社新興セルビック(社長:加藤 光利、以下 新興セルビック)の全株式を取得し(以下、本株式取得)、エプソンの100%子会社としましたので、お知らせします。

新興セルビックは、プラスチック成型金型メーカーとして成長し、現在では卓上小型射出成形機と同部品を主力製品として事業展開をしています。新興セルビック製の小型射出成形機は、独自のフラット型方式により、小型/軽量で射出制御性が高く、精密部品の高品質化を実現する高い性能を有しています。また、独自ノズル構造による低コスト・省スペースとランナーレス(廃材レス)を実現した「超小型ホットランナー」など、ものづくりにおける独創の技術を有しています。

エプソンは、長期ビジョン「Epson 25」ロボティクス領域において、「『省・小・精の技術』に加え、センシングとスマートを融合させたコア技術を製造領域で磨き上げる」ことを掲げ、またものづくり企業としての事業基盤強化では、製造現場や生産管理を先進化・効率化し、製造プロセスを革新="ものづくりの未来を変える"ことを目指しています。新興セルビックの小型射出技術に代表される独創のコア技術は、それを実現する上で、重要な役割を担うものであると考えています。

エプソンは、新興セルビックを100%子会社化することで、両社の有する独創の技術を融合させ、今後製造プロセスの革新を加速していきます。

■新興セルビック株式取得概要

  1. 取得時期 2018年6月1日
  2. 新経営体制 2018年6月1日付
    • 商号:株式会社新興セルビック(変更なし)
    • 役員:代表取締役社長 加藤 光利

      取締役 奥村 資紀(セイコーエプソン株式会社 常務執行役員技術開発本部長)

      取締役 水野 徹也(セイコーエプソン株式会社 経営企画部長)

      監査役 溝口 芳弘(セイコーエプソン株式会社 財務経理部長)

なお、本株式取得による業績等への影響は軽微です。

■新興セルビックの概要

商号 株式会社新興セルビック
所在地 東京都品川区旗の台3-14-5
代表者 取締役社長 加藤 光利
創立 1987年6月10日
資本金 3,400万円
事業内容 射出成型機、金型および関連部品の開発・製造・販売
売上高 1億5,800万円(2017年8月期)
社員数 7名(6月1日時点・役員除く)

以上

記載されている情報は発表日現在のものです。予告なしに変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。