ニュースリリース
2016年11月4日
セイコーエプソン株式会社

平成28年 秋の叙勲 当社元社長 草間三郎氏が旭日中綬章を受章


草間三郎氏

セイコーエプソン株式会社(社長:碓井稔)の元社長 草間三郎(くさま さぶろう)氏が、このたび平成28年秋の叙勲において、旭日中綬章を受章しましたので、お知らせします。

【受章理由】

草間三郎氏が、セイコーエプソンの代表取締役社長に就任した平成13年度は、IT不況などにより、創業以来はじめて赤字転落するなど厳しい経営環境の中で、さまざまな改革政策を打ち出すなどにより、平成14年度単年度で黒字復活を果たしました。また、念願であった東京証券取引所第一部への上場を平成15年6月に果たし社業に大きく貢献しました。平成15年1月には中長期基本構想「SE07」を制定し、会社の目指す方向を明確化しエプソンの将来像を定め、さらに、お客様の期待や想い(Vision)を超える(Exceed)事業活動を行っていくという想いを込め、「Exceed Your Vision」というグローバルタグラインを制定するなど、エプソンブランドの浸透・価値向上にも務めました。

社長就任以前においては、現在ではプレゼンテーションや教育、ホームなどにおいて日常的に使われている液晶プロジェクター事業を育成し、圧倒的なシェアをもつトップメーカーに成長させ、幅広く日本および世界の技術発展と産業振興に貢献しました。この液晶プロジェクターに搭載されている多くの技術は、世界中の多くの液晶プロジェクターに搭載され、実質的な世界標準技術となっており、これら一連の技術開発の功績により、平成17年5月文部科学大臣表彰「科学技術賞」、平成18年4月「藍綬褒章」を受章しています。

また、電子デバイス事業の統括責任者として、高温ポリシリコンTFT液晶パネルの新工場設立や半導体事業におけるゲーム機市場向け半導体の商品化やシリコンファンドリービジネス(製造受託ビジネス)の開拓、水晶デバイス事業では、半導体製造で培った量産技術をベースに水晶振動子のプラスチックパッケージ化やSMD化などに取り組みました。中・小型液晶デバイス事業では液晶表示モジュール化により、世界の携帯電話の普及に寄与するなど、常に「先をみる力」により、社業の発展および日本の技術力の向上に貢献しました。

さらに、国家プロジェクトである「あすか」プロジェクトへの参画や品質工学会会長を歴任し、現在は、NPO法人諏訪圏ものづくり推進機構理事長、財団法人サイトウ・キネン財団理事長などを務めています。特に、平成21年3月から理事長を務めている諏訪圏ものづくり推進機構では、諏訪地方だけに留まることなく、県内・県外企業数十社による県外での企業展示会に自らも同行するなど積極的に現場へ出向き企業の発展に努めています。また、諏訪圏ものづくり推進機構により毎年開催している諏訪圏工業メッセは、地方開催の工業専門展示会としては全国最大級の規模を誇っており、その経済効果も含め地域経済の活性化に極めて重要な役割を果たしています。

これらの諸団体における活動を通じて我が国経済、芸術・文化の発展に貢献しています。

草間三郎氏のこうした社業の発展および日本の技術力の向上、経済社会の発展に寄与した功績が認められたものです。

旭日中綬章の受章について、草間三郎氏は次のように述べています。

【受章者のコメント】

この度の旭日中綬章拝受という栄に浴しましたことは、多くの皆さまのご支援によるものであり、心より感謝するとともに厚く御礼申し上げます。

昭和38年諏訪精工舎(現セイコーエプソン)に入社し、初めての仕事で世界初のクオーツウオッチの開発に携わらせていただいて以来、液晶プロジェクターや電子デバイス事業など分野は変わっても常に独創の技術が持つ可能性を追求、創造・挑戦して参りました。その積み重ねの結果が、今回の栄えある受章に繋がったものであると思っております。

今後も、ものづくりの立場から地方創生、地域産業活性化、芸術文化活動を通じて、微力ながら日本経済、芸術・文化の発展に貢献できればと考えております。

【受章者の経歴】

昭和38年(1963年)4月 (株)諏訪精工舎(現セイコーエプソン(株))入社
平成 2年(1990年)4月 当社、半導体事業本部長
平成 2年(1990年)6月 当社、取締役就任
平成 6年(1994年)6月 当社、常務取締役就任
平成 8年(1996年)6月 当社、専務取締役就任
平成 9年(1997年)4月 当社、取締役副社長就任
平成13年(2001年)4月 当社、取締役社長就任
平成17年(2005年)6月 当社、会長就任
平成20年(2008年)6月 当社、相談役就任
平成27年(2015年)6月 退任

(表彰歴)

平成 9年(1997年)1月 中日新聞社 中日産業技術賞 通商産業大臣表彰
平成13年(2001年)3月 (財)大河内記念会 大河内記念生産賞
平成15年(2003年)6月 (社)発明協会 平成15年度全国発明表彰 発明実施功績賞
平成15年(2003年)12月 SEMI 2003年井上晧EHS賞
平成17年(2005年)5月 文部科学省 文部科学大臣表彰 科学技術賞
平成18年(2006年)4月 内閣府 藍綬褒章

※旭日中綬章概要

旭日章は、社会のさまざまな分野における功績の内容に着目し、顕著な功績を挙げた者に対して授与されるものであり、その貢献の内容により、6種類(旭日大綬章、旭日重光章、旭日中綬章、旭日小綬章、旭日双光章、旭日単光章)に分かれている。旭日中綬章は『経済社会の発展に対する寄与が特に大きい企業の最高責任者』に贈られる。平成28年秋の叙勲伝達式は11月9日(水)に行われ、その後、皇居宮殿で天皇陛下に拝謁予定。

【当社の叙位・叙勲履歴】

昭和38年(1963年) 山崎 久夫(代表取締役) 従六位・勲六等瑞宝章
昭和42年(1967年) 布施 義尚(取締役) 勲四等旭日小綬章
昭和45年(1970年) 服部 正次(会長) 勲二等瑞宝章
昭和49年(1974年) 服部 正次(会長) 勲二等旭日重光章(没後)
昭和62年(1987年) 服部 一郎(社長) 従四位・勲二等瑞宝章(没後)
昭和62年(1987年) 服部 謙太郎(会長) 正四位・勲二等旭日重光章(没後)
平成 5年(1993年) 服部 禮次郎(会長) 勲二等旭日重光章
平成 7年(1995年) 中村 恒也(相談役) 勲三等旭日中綬章
平成14年(2002年) 安川 英昭(会長) 勲二等瑞宝章
平成25年(2013年) 服部 禮次郎(名誉会長) 正四位(没後)
平成26年(2014年) 安川 英昭(名誉相談役) 従四位(没後)

以上

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