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ニュースリリース
2012年1月16日
セイコーエプソン株式会社

電子ペーパー応用製品の開発を支援する
「産業用電子ペーパー表示プラットフォーム・シリーズ」の提供開始

~ 電子値札などの開発期間短縮、品質、生産性の向上に貢献 ~

電子ペーパータイミングコントローラー「S1D13T03」
電子ペーパータイミングコントローラー「S1D13T03」
電子ペーパー応用製品の例(Pervasive Displays, Inc.製の電子値札)
電子ペーパー応用製品の例
(Pervasive Displays, Inc.製の電子値札)

セイコーエプソン株式会社(社長:碓井 稔、以下エプソン)は、産業分野におけるお客様の電子ペーパー応用製品の開発を支援する、電子ペーパー表示制御コントローラーICとファームウェア※1をセットにした「産業用電子ペーパー表示プラットフォーム・シリーズ」の提供を開始します。お客様は本プラットフォームと電子ペーパーディスプレイを組み合わせることで、電子ペーパー特有の駆動ノウハウがなくても、電子値札などの産業用電子ペーパー応用製品を容易に開発できます。本プラットフォーム・シリーズは、小型アクティブマトリックス表示方式※2ディスプレイ用途向けの新製品IC「S1D13T03」を2012年2月中旬からサンプル出荷を開始します。また、中型アクティブマトリックス表示方式ディスプレイ用途向けのICを3月にサンプル出荷するなど、ラインアップを順次拡充予定です。

電子ペーパーは、紙に印刷したようなくっきりとした表示で読みやすく、表示中は電力を消費せず、バックライトが不要なため薄くて軽いなどの優れた特長があります。そのため、産業分野においてもこれまで紙や液晶ディスプレイが使われていた電子棚札、デジタルサイネージ、看板、POPなどを中心に、今後置き換えが急速に進むことが見込まれています。しかし、電子ペーパーを駆動するためには、その用途ごとに表示制御を最適化するなど電子 ペーパー特有のノウハウが必要なため、初めて電子ペーパーを扱う製品企画者や技術者にとって製品開発は困難な状況にあります。

そこでエプソンは、10年にわたる電子ペーパーの研究開発成果と、高いシェア※3を占める電子書籍端末向けの電子ペーパー表示コントローラーICで培ったビジネス経験、ノウハウ、特許を生かし、多岐にわたるお客様ごとの使用目的、環境下において、電子ペーパーの表示性能を最大化する、電子ペーパー表示制御コントローラーと表示制御ファームウェアをセットにした「産業用電子ペーパープラットフォーム・シリーズ」の提供を開始します。さらに、E Ink Holdings Inc.(元太科技工業、本社:台湾新竹市 社長:Scott Liu、以下E Ink)、Pervasive Displays, Inc.(龍亭新技股份 有限公司、 本社:台湾台南市 社長:Scott Soong、以下PDI)といった有力な電子ペーパーディスプレイメーカーとの強力なパートナーシップを基に、用途に合ったディスプレイも提案します。これらにより、従来は電子ペーパーの駆動波形の開発と組み込みに労力と時間が掛かるため開発を断念されていたお客様も、産業分野の電子ペーパー応用製品を短期間で効率的に開発することが可能になります。

本プラットフォーム・シリーズのラインアップは、セグメント表示方式ディスプレイ用プラットフォームとして16ビットマイクロコントローラー「S1C17F57」、小型アクティブマトリックス表示方式ディスプレイ用プラットフォームとして汎用マイクロコントローラー「S1C17564」および電子ペーパータイミングコントローラー「S1D13T03」をそろえており、今後、中型アクティブマトリックス表示方式ディスプレイ用プラットフォームをはじめ順次拡充予定です。

エプソンは、強みである電子ペーパーの駆動技術、各種ノウハウを生かし、幅広い電子ペーパー製品のラインアップと充実した顧客サポートで、お客様の困り事やご要望に迅速にお応えしてまいります。

  • ※1 ファームウェアとは、ハードウェアの基本的な制御を行うために機器に組み込まれたソフトウェア。
  • ※2 セグメント表示方式とは、デジタル時計や電卓などで用いられることが多い、数字や文字を一定数のセグメントで表示する方式。細かいドットの集合で精細な表示が可能なアクティブマトリックス表示方式に比べて、一般的に、消費電力や応答速度、ディスプレイの薄型化において優れている。電子ペーパーディスプレイにおいても、2つの方式は用途によって、使い分けが進んでいくと考えられている。
    セグメント表示方法と、アクティブマトリックス表示方法
  • ※3 エプソンは、主流となっているE Ink社製電子ペーパーディスプレイに対応した表示コントローラーICのシェアNo.1サプライヤー。調査会社による2010年の電子書籍端末出荷実績およびエプソンの2010年の表示コントローラーICの出荷実績数量に基づき、エプソンが算出。

■「産業用電子ペーパー表示プラットフォーム・シリーズ」のラインアップ

【セグメント表示方式ディスプレイ用プラットフォーム】

  1. 16ビットマイクロコントローラー「S1C17F57」(64セグメント対応)および電子ペーパー駆動波形ファームウェアを提供
    オプションで提供する低消費電力ドライバー「S1D14F57」との組み合わせにより、最大320セグメント対応が可能です。詳細は下記の製品情報をご覧ください。
    URL:http://www.epson.jp/device/semicon/product/mcu/16bit/index.htm#ac06

【小型アクティブマトリックス表示方式ディスプレイ用プラットフォーム】

  1. 汎用マイクロコントローラー「S1C17564」および電子ペーパータイミングコントロールファームウェアを提供
    詳細は下記の製品情報をご覧ください。     
    URL:http://www.epson.jp/device/semicon/product/mcu/16bit/index.htm#ac02
  2. 電子ペーパータイミングコントローラー「S1D13T03」および電子ペーパータイミングコントロールファームウェア を提供(2012年2月中旬サンプル出荷開始)
    液晶ディスプレイなどの既存システムのCPUを変更することなく、電子ペーパー応用製品を実現できます。詳細は下記の製品情報をご覧ください。
    URL:http://www.epson.jp/device/semicon/product/lcd_controllers/index.htm#ac08

■ 電子ペーパータイミングコントローラー「S1D13T03」を用いたブロック図(例)

電子ペーパータイミングコントローラー「S1D13T03」を用いたブロック図(例)
お客様の既存システム(MCU)に当社の電子ペーパータイミングコントローラーを接続いただくことで、PDI製1.44~2.7インチの電子ペーパーディスプレイに容易に画像を表示できます。また、お客様の電子ペーパー駆動波形の開発負荷を大幅に低減します。

■ 参考 「エプソンの電子ペーパービジネス全体俯瞰図」

参考 「エプソンの電子ペーパービジネス全体俯瞰図」
エプソンは電子書籍端末向けの電子ペーパー表示コントローラーICで培った実績や経験を生かし、産業および業務用途へと全方位に電子ペーパービジネスを展開し、電子ペーパーのさらなる普及に貢献します。

■ 「産業用電子ペーパーセミナー」のご案内

エプソンでは産業用電子ペーパーを企画検討されているお客様向けにセミナーの開催を予定しています。
開催予定地: 東京 2/15(水)、大阪 2/16(木)、名古屋 2/17(金)
詳細は下記をご覧ください。
URL:http://www.epson.jp/device/event/seminar/index_201202.htm

以上

記載されている情報は発表日現在のものです。予告無しに生産、販売を終了する場合や、価格、仕様、その他の情報が変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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