~新開発のパネル駆動技術「Bright 3D Drive」を採用し、明るい3D表示を実現 ~

3D表示対応HTPS 『L3C07U-95G00』
セイコーエプソン株式会社(社長:碓井 稔、以下エプソン)は、このたび、世界で初めて※13LCD方式プロジェクターの3D表示に対応した高温ポリシリコンTFT液晶パネル(以下HTPS:High Temperature Poly-Silicon TFT) 2機種を開発し、量産出荷を開始しました。
本HTPSは、最新のパネル製造プロセステクノロジーと新開発のパネル高速駆動技術「Bright 3D Drive」を採用しているため、プロジェクターでの明るい3D表示を実現できます。
エプソンは、3LCD方式プロジェクターの基幹デバイスであるHTPSの世界No.1サプライヤー※2として、高性能化に向けた技術開発を続け、20年以上にわたり業界をリードしてまいりました。
このHTPSが主に用いられているプロジェクター市場は、これまで企業などにおけるプレゼンテーション用途を中心に拡大を続け、現在は、ホームシアター分野、文教分野、大ホールでの講演やイベントなどの商業分野など、さまざまな領域で広く用いられるようになりました。近年、特にホームシアター分野においては、映画館での3D映画の普及に伴い、家庭でも迫力ある3D映像を鑑賞したいというニーズが高まっています。エプソンではこうしたニーズに対応するため、プロジェクターでの明るい3D表示を可能とするHTPSを開発しました。
現在、メガネを利用して3D映像を表示する主流の方式は「フレームシーケンシャル方式」です。これはディスプレイまたはスクリーンに左目用・右目用の映像を高速で交互に表示し、それと同期して専用メガネのシャッターを左右交互に開閉することで、左目用の映像は左目だけに、右目用の映像は右目だけに見えるようにして、3D映像として認識させる方式です。
しかし、一般的な液晶パネルの場合、左目用・右目用の映像を交互に表示するこの方式は、映像を切り替える瞬間に左右の映像が重なって見えることがないように、一定期間メガネのシャッターを両方閉じる必要があります。この両方のシャッターが閉じている時間が長くなると、2D表示と比べて明るさが大きく低減して見えてしまい、それが従来から課題とされてきました。パネル駆動速度を240Hz(1/240秒ごとに映像を切り替え)に向上させるなどして、映像を切り替える時間を早くし、メガネの両シャッターが閉じている時間を短くすることで一定の改善が図られていますが、市場ではさらに明るい3D表示が求められています。
そこでエプソンでは、最新のD9プロセステクノロジーを採用し従来よりも開口率を向上させるとともに、エプソン独自のハイブリッド駆動技術※4を進化させることで液晶パネルをより高速で駆動できる技術「Bright 3D Drive」を開発し、駆動速度を240Hz駆動の2倍の480Hz(1/480秒ごとに映像を切り替え)まで向上させ、このたび、同技術を採用して明るい3D表示(240Hz駆動の1.5倍以上※3)を実現できるHTPSの量産を開始しました。
エプソンは、今後も3LCD方式プロジェクターの基幹デバイスのリーディングカンパニーとして、最先端液晶技術、高開口率化技術など独自のプロジェクション技術を応用した幅広いHTPS製品ラインアップで、多様化する用途や、さまざまなお客様の期待に応えてまいります。

| 名称 | L3C07U-95G00 | L3C06U-A5G00 |
|---|---|---|
| デバイス方式 | 透過型HTPS | 透過型HTPS |
| 液晶方式 | C2FINE(VA型無機配向) | C2FINE(VA型無機配向) |
| プロセステクノロジー | D9 | D9 |
| 有効画素数 | 1920 x 1080 (1,080p) | 1920 x 1080 (1,080p) |
| 画面サイズ(対角) | 0.74型 (1.87cm) | 0.61型(1.54cm) |
| 画素ピッチ | 8.5μm | 7.0μm |
| 開口率 | 65% | 61% |
HTPSの特長をより理解していただくために、HTPSのホームページを公開しております。URLはhttp://www.epson.jp/prod/htps/です。また、3LCD方式をよりよくご理解いただくためのホームページも公開しております。URLはhttp://www.3lcd.com/jpです。ぜひご覧ください。
以上
記載されている情報は発表日現在のものです。予告無しに生産、販売を終了する場合や、価格、仕様、その他の情報が変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。