
ジャイロセンサ「XV-9000シリーズ」
エプソントヨコム株式会社(社長:矢島 虎雄)は、自動車の車体姿勢検出用途向けに、125 ℃までの高温度に対応した小型・高信頼性ジャイロセンサ(角速度センサ)「XV-9000シリーズ」を開発いたしました。
2010年9月よりサンプル対応を開始し、2011年12月の量産開始を予定しております。
より安全な自動車への要求が高まるなか、走行安全装置の標準化が進んでおります。アクティブセーフティ(予防安全)では、自動車の横滑りを検知し、車体の姿勢を修正する「横滑り防止装置」(ESC: Electronic Stability Control)の取り付けを義務づける法制化が米国を始め、欧州、日本において進められています。また、パッシブセーフティ(衝突安全)では、自動車の横転を検知し、サイド・カーテンエアバックを作動させる「横転時保護装置」の搭載も増加しております。これらの装置は、横滑りや横転などの車体の挙動を正確に捉えることが必要で、その姿勢変化を角速度として検知するジャイロセンサへの要求が高まっており、今後も需要の増加が見込まれています。
このような市場要求に対して、新シリーズの「XV-9000シリーズ」は、QMEMS(*1)技術による独自のダブルT型水晶センサ素子を用いて、小型でかつ広い温度範囲(-40~+125 ℃)において安定した特性を実現しました。
また、常時および起動時の故障診断回路を搭載して信頼性の向上を図るとともに、センサ素子とその支持構造の最適化を図ることで優れた耐振動特性、耐衝撃特性を実現しております。
「XV-9000シリーズ」は、ヨーレートセンサ(*2)としての検出範囲±100 deg/sの「XV-9100**」と、ロールレートセンサ(*3)としての±300 deg/sの「XV-9300**」の2種類を開発しました。また、実装される基板と検出軸方向の違いにより、水平方向検出用の「LP」パッケージ、鉛直方向検出用の「LV」パッケージの2種類、計4種類のラインナップをご用意します。
エプソントヨコムは、車載向けに高安定での信頼性の高い角速度検出をご提供することにより、より安全な自動車社会の実現に貢献いたします。
なお、10月5日(火)~10月9日(土)に幕張メッセにて開催されます『CEATEC JAPAN 2010』展示会場のエプソントヨコムブース(ブースNo. 6E29)にて、本製品を含む水晶デバイスの展示を行います。
| 製品仕様 | XV-9100LV XV-9100LP |
XV-9300LV XV-9300LP |
Condition | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 動作電圧 | VDD | V | 4.75~5.25 | ||
| 動作温度 | TOPR | ℃ | -40~+125 | ||
| 公称感度 | SO | mV/(deg/s) | 20 | 6 | 25℃,VDD=5V |
| 検出範囲 | I | deg/s | ±100 | ±300 | 25℃ |
| 静止時出力 | VO | V | VDD/2 | 25℃ | |
| 消費電流 | IDD | mA | 5.5 typ. | no-loaded | |
| 周波数特性 | BW | Hz | 10 | 50 | -3 dB point |
| 検出軸 および 外形 | XV-9xxxLV | XV-9xxxLP | |
|---|---|---|---|
| 検出軸 | - | Z | X |
| 外形寸法 | mm | 7.2 x 6.8 x 3.3 | 9.5 x 5.0 x 7.2 |

以上
記載されている情報は発表日現在のものです。予告無しに生産、販売を終了する場合や、価格、仕様、その他の情報が変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。