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EPSON


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ニュースリリース
2010年7月28日
セイコーエプソン株式会社

通常カメラの1,000倍の明暗情報を撮影できる
「ハイダイナミックレンジ イメージセンサーシステム」 評価ボードを販売開始


HDRイメージセンサーシステム 評価ボード『S5U2A73031H』

※本評価ボードにレンズは付属していません

セイコーエプソン株式会社(社長:碓井 稔、以下エプソン)は、このたび、車載・監視などの記録カメラ用途に最適な、通常カメラの1,000倍の明暗情報を撮影できる120デシベルのハイダイナミックレンジ(High Dynamic Range 以下HDR)イメージセンサーシステムを開発し、このシステムを搭載した評価ボード『S5U2A73031H』の販売を開始しました。

近年、安心・安全をサポートする車載センシングカメラやドライブレコーダー、監視カメラなどの需要が拡大しています。これらのカメラにおいては、情報の欠落の無い映像を撮影するということが非常に重要です。しかし、従来のカメラには、逆光下やトンネル出口など急激に明るさの変わる環境では、出力映像の一部が白とびや黒つぶれにより欠落してしまうという課題があります。これはカメラに搭載されているイメージセンサーのダイナミックレンジ(明暗情報の撮影可能範囲)が狭いことに起因しています。

今回、エプソンが開発したHDRイメージセンサーシステムは、当社独自の「非破壊露光方式」のイメージセンサーと、このセンサーに最適化した画像処理ICを組み合わせ、120デシベルもの広いダイナミックレンジを実現したもので、明暗の差が大きい映像も白とびや黒つぶれなく撮影できるため、情報の欠落の無い映像を記録することが求められる車載・監視カメラ用途などに最適です。

エプソンの「非破壊露光方式」のイメージセンサーは、暗い箇所をはっきり映した長露光のデータと明るい箇所をはっきり映した短露光のデータなど、露光時間の異なる複数の映像情報を同時に読み取ることが可能です。エプソンでは、このセンサーで取得した露光時間の異なる映像情報を専用の画像処理ICで合成し、白とびや黒つぶれのないダイナミックレンジが広い20ビット映像データとして生成しています。さらには、独自のトーンマッピング技術を用いて、撮影した120デシベルのダイナミックレンジはそのままに滑らかな階調表現を持つ映像として、汎用性の高い8ビット映像データに情報量だけを圧縮して出力することを実現しました。

本評価ボードは、このHDRイメージセンサーシステムの導入を支援するためのもので、効果・効率的なアプリケーション開発に貢献します。

※通常の監視用途カメラの仕様を60デシベルとして比較換算。デシベルは表示できる情報量の単位

■市販のCCDカメラ(左)と本HDRイメージセンサーシステム搭載カメラ(右)の映像比較

トンネル出口のような急激に明るさの変わる環境でも、明暗はっきりと撮影できます。
市販のCCDカメラ(左)と本HDRイメージセンサーシステム搭載カメラ(右)の映像比較

■HDRイメージセンサーシステムの特徴

  • 最大120デシベルのハイダイナミックレンジ
  • VGA 30fpsの動画出力 ※実際には、画像合成のため一秒間に120枚の画像を処理
  • 線形合成技術による良好な色再現
  • ディスプレイ表示(8ビット)に最適な自動トーンマッピング技術
  • I2Cによるホストインターフェース(DSP内のレジスターをホストから制御可能)
  • YUVデジタル出力、NTSC・PALアナログ出力対応

■HDRイメージセンサーシステム 評価ボード『S5U2A73031H』の特徴

  • HDRイメージセンサーシステム搭載カメラを開発・設計する際の撮像性能評価および動作機能確認を行うための評価ボード
  • USBインターフェースによるPCでの映像表示機能など
  • CSマウントホルダー搭載
  • 付属のソフトウェアによる画質コントロール機能搭載

※本評価ボードにレンズは付属していません

『S5U2A73031H』に関するドキュメントなどの情報につきましては、
http://www.epson.jp/device/semicon/product/をご覧ください。

以上

記載されている情報は発表日現在のものです。予告無しに生産、販売を終了する場合や、価格、仕様、その他の情報が変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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