コントラストを約5倍、消費電力は最大1/2に (従来システム比※1)
セイコーエプソン株式会社(本社:長野県諏訪市、社長:碓井 稔、以下エプソン)は、このたび、ロイヤル フィリップスエレクトロニクス社(本社:オランダ、社長兼CEO:ジェラルド・クライスターリー、以下フィリップス)と、液晶プロジェクター向けのキーモジュールの開発で連携し、エプソンの高温ポリシリコンTFT液晶(以下HTPS)パネル駆動技術とフィリップスのランプ技術を用いて、コントラストの向上・低消費電力化に貢献する調光システムを実用化し、プロジェクターメーカーへのサンプル出荷を開始しました。
現在、プロジェクター市場では、ビジネスおよびホーム向けともに、プロジェクターの基本的な機能である画質・コントラスト・明るさ・消費電力のさらなる向上の要望が高まっています。
今回、エプソンとフィリップスが共同開発した調光システムは、高コントラスト・低消費電力を実現させるもので、エプソンのHTPSパネル調光制御技術と、フィリップスのランプ制御技術「ImageCare※2」に対応したプロジェクター用ランプおよびランプ駆動回路から構成されています。
エプソンの開発したHTPSパネル調光制御技術は、エプソンが培ってきたHTPSパネル駆動技術を生かし、ランプ電力の変化に伴って発生するホワイトバランスの変化をリアルタイムで自動補正することで広い色再現性を維持し、高画質を確保するものです。
フィリップスの「ImageCare」対応ランプ駆動回路は、エプソンのパネル駆動回路で行った映像解析結果にもとづき、常に映像に合わせてランプの明るさを調整し、コントラストの向上・低消費電力化に貢献するものです。
両社の技術を合わせたこの調光システムにより、液晶プロジェクターのコントラストについては従来システム比で約5倍向上、消費電力については最大で半減させることが可能になります。
エプソンおよびフィリップスは、それぞれが開発したキーモジュールを販売していきます。なお、この調光システムは、現在プロジェクターメーカーに供給しているすべてのエプソン製HTPSパネルに対応しています。
エプソンは長年にわたり、高画質・高コントラストが要求される液晶プロジェクター分野において、基幹デバイスシェアNo.1企業※3としてHTPSパネルの開発を続けてきました。今後も、プロジェクターの付加価値をさらに高めるさまざまな提案をしてまいります。
「このたび開発した新しい調光システムは、長年培ってきた当社のHTPSパネル技術とフィリップスの優れたランプ技術によって、はじめて実現するものです。本システムは、プロジェクター業界における高い品質・環境配慮の要求に対して満足してもらえるものであると確信しております。TFT事業は、HTPSパネルの技術革新のみならず光学システムとしての利点を最大限に生かし、プロジェクター業界発展のために貢献していきます」
「お客様、エンドユーザーの実態を深く洞察した結果、フィリップスは、UHP※4ランプシステムにおける技術革新が、ランプの長寿命や低消費電力化のニーズを満たすことができると確信しています。ImageCareは、既に市場で高い評価を得ているUHPランプシステムをベースに、メインストリームプロジェクター市場において最も重要でかつ早急に対応が求められているニーズを解決します。これはまさに、エプソンの先端のHTPSパネル駆動技術とフィリップスの最新技術を組み合わせることで、エンドユーザーにとって有意義なソリューションを生み出した素晴らしい事例です」
別紙:調光システムの概要の説明等(PDF,64KB)はこちらです。
以上
記載されている情報は発表日現在のものです。予告無しに生産、販売を終了する場合や、価格、仕様、その他の情報が変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。