セイコーエプソン株式会社(社長:碓井稔、以下エプソン)と独インフィニオンテクノロジーズ(以下インフィニオン)は本日、次世代A-GPS(Assisted-GPS)テクノロジ製品である「XPOSYS™」を発表しました。この新しいGPSシングルチップの設計は、ナビゲーション機能付き携帯電話を中心とする、コンシューマ市場向けのモバイル機器向けに最適化されています。
既存の市販ソリューションと比べた場合、65nmプロセス・テクノロジで設計されたXPOSYSはパフォーマンスを向上させ、かつてないユーザ体験を実現させます。感度を、-160dBmから-165dBmに著しく向上させることで室内や都市の谷間でも正確な位置精度が可能となるばかりか、消費電力が50%低減されることにより、製品のバッテリ寿命をさらに延ばすことも可能になります。さらに、わずか26mm2のプリント基板(PCB)内に実装できるよう小型化されました。これは、市販製品の中で最小のGPSチップ・ソリューションよりも25%小型であり、機器メーカーにとっては、わずか9点の少ない外部受動部品により、柔軟な設計が可能となるほか、システムコストを大幅に抑えることができます。
エプソンの北沢豊(GPSビジネス推進部部長)は、次のように述べています。「当社の持つGPSベースバンドIPとインフィニオンの持つ最高のRF設計による今回の協業を、非常に嬉しく思います。最高の技術を持つ最高の2社が力を合わせることで、世界のGPS市場にクラス最高のソリューションをお届けできるものと確信しています。」
インフィニオンのウェン・クアン・タン(Weng Kuan Tan)(ワイヤレス・ソリューション事業部 グループ責任者)は、次のように述べています。「このような強力なパートナーをお迎えできることを光栄に思います。エプソンは、世界屈指のGPSベースバンド・ソリューションを提供し続け、日本の国内市場における長年の経験と主導的地位を確立されており、今回の協業はまさに申し分のない共益関係を実現するものです。」
主要な市場分析によると、GPS機能を有する機器の高い伸びは携帯端末のみならず、ポータブル・ナビゲーション・デバイス(PND)や車載デバイスにおいても予測されています。調査会社であるiSuppliによると、携帯へのGPS普及率は2008年の19%から、2012年の35%へ上昇すると予想されています。これを台数ベースで換算すると、GPS機能搭載の携帯電話が、2008年には2億3,800万台だったのが、2012年には5億4,300万台になるということです。また、ポータブル・ナビゲーション・デバイス (PND)、車載システムや車載デバイス・ソリューションも、市場に普及しつつあります。米Strategy Analytics社によると、2013年までにPNDの売上げは1億台以上になると予想されています。
本製品の、日本市場でのサンプル出荷は2009年3月末、量産開始は2009年第3四半期を予定しています。
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