-印刷校正、出力センターなど、プロフェッショナルユースに要求される「高画質」と「高生産性」を両立-
■ B0プラス対応モデル 『PX-H10000』
■ A1プラス対応モデル 『PX-H8000』
セイコーエプソン株式会社(社長:碓井稔)は、大判インクジェットプリンタ「MAXARTシリーズ」の新商品として、新開発10色顔料インクと新世代高速ヘッド「MicroPiezoTFヘッド」(※1)を搭載したプロフェッショナルユースモデル、『PX-H10000』(B0プラス対応)と『PX-H8000』(A1プラス対応)を、エプソン販売株式会社(社長:平野精一)を通じ、11月下旬より発売します。オプションで自動測色器を搭載することもでき、高画質、色精度が求められる印刷校正(プルーフ)業務や高生産性が求められる出力センターにおける高度な要求にお応えします。
近年、プリンタの色再現領域の拡大、画質の向上により、色校正(プルーフ)業務における大判インクジェットプリンタの役割はますます高まっています。エプソン「MAXARTシリーズ」は色校正(プルーフ)業務を必要とする印刷業界において高い導入率を有しており、また、その“高画質”に対して多くのお客様から高い評価、ご満足をいただいています。今回の新商品は“高画質”のさらなる向上、また、コストや印刷速度を含めた“生産性”というお客様からの要望にお応えした商品です。
新商品『PX-H10000』、『PX-H8000』は、新開発の10色顔料インク(「PX-P/K3インク」)を搭載しています。定評の「PX-P/K3インク」の特長はそのままに、“オレンジ”、“グリーン”インクを追加することで、明るく色鮮やかなグリーンからイエローの色再現領域を拡大し、肌色の粒状性を低減しました。さらに、新開発の画像形成技術「LCCS(Logical Color Conversion System)」を採用することで、どのインクをどれだけの量で表現するのかを決めるデータテーブル(LUT:Look Up Table)を論理的なワークフローで作成し、膨大な色の組み合わせの中から最適なパターンを自動算出します。より細やかな階調表現、光源依存性、粒状性の低減、色再現性に優れ、インクの色数が多ければ多いほど難しいとされているカラーバランスも正確に維持します。これにより、高画質と色再現領域の最大化実現を両立していますので、特色を必要とするパッケージ(包装印刷物)プルーフ用途などにもご利用いただけます。
生産性を司るプリントヘッドには、新世代高速ヘッド「MicroPiezoTFヘッド」を搭載しています。「MicroPiezoTFヘッド」は、ノズル集積度が従来比2倍(360dpi)となる高密度化や吐出速度の向上により、従来比で約1.5~2倍の高速印刷を実現したほか、「自動ノズルチェックシステム(※2)」によりドット抜けを素早く検出、自動ヘッドクリーニングとの組み合わせで、信頼性の高い高画質プリントを実現します。
さらに、X-Rite社製分光光度計をプリンタ本体にセットできる「自動測色器」(※3)をオプションで用意しました。“カラーチャート印刷”から“測色”、“色補正”に関わるプリンタ本体の一連のキャリブレーション作業を自動化することができ印刷校正業務の高い要求に応えます。そのほか、耐久性とカッター速度に優れる「高速ロータリーカッター」、用紙交換の手間を効率化する「スピンドルレス用紙ホルダ」、ユーザービリティにも配慮した「カラー液晶パネル」、夜間稼働やメンテナンス性を向上する「大容量インクカートリッジ」(※4)などの採用により、色管理工程の自動化や印刷前後の工程の効率化などをサポートすることで、印刷速度の高速化と併せてトータルな生産性の向上を実現します。
エプソンは環境への配慮も性能のひとつと考えます。省エネ、省資源、省スペースなど、省の技術を活かした商品をとおして、環境のために貢献していきます。新商品はいずれも環境に配慮した商品となっています。用紙を無駄なくご使用いただける機能として「用紙残量バーコード印刷」機能を新たに搭載しました。ロール紙を途中で取り外す場合に、用紙IDや用紙残量等をバーコード情報として印刷します。これにより、使用途中のロール紙を再度セットする際の用紙設定切り替えがスムーズになる他、用紙残量を検知して用紙切れによるプリントミスを防止することで、最後の数十cmまで無駄なくロール紙を使用いただけます。また、『PX-H8000』は動作中の消費電力を70W以下(※5)に抑えた省エネ設計を実現しました。
エプソンは、「高画質」と「生産性」が必要とされる印刷業、出力センターといったプロフェッショナルユーザーから、より高い「生産性」を必要とするサイン業用途まで、お客様のご要望にお応えする幅広い商品を取り揃えることで、お客様の業務効率化に貢献してまいります。
新商品の標準価格と発売時期は以下の通りです。
| 商品名 | 仕様 | 標準価格(税別) | 発売時期 |
|---|---|---|---|
| PX-H10000 | B0プラス対応 PX-P/K3インク(10色) | 69万8千円 | 2008年11月下旬 |
| PX-H8000 | A1プラス対応 PX-P/K3インク(10色) | 44万8千円 | 2008年11月下旬 |
販売目標台数は、新商品全体を合わせて今後1年間で3万台を予定しています。
以上