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2004年3月12日

「琳派彩還(りんぱさいげん) 植田 環 ピエゾグラフ展」開催
東京・六本木 アクシスギャラリー・アネックスにて


 セイコーエプソン株式会社(社長:草間三郎)は、若手日本画家として活躍している植田 環氏の作品展示会「琳派彩還 植田 環 ピエゾグラフ展」を六本木のアクシスギャラリー・アネックスで開催いたします。

 植田 環氏は、日本画の中で最も純粋かつ高度にその特色である装飾性を表現した「琳派」の再現(彩還)に取り組んでいますが、今回の展示会では、当社ピエゾグラフラボラトリーと植田氏とのおよそ1年にわたる研究の成果である、最新プリント技法「ピエゾグラフ」と、伝統の日本画技法である金・銀箔加工とのコラボレーションである「ミックスメディア法」により、原画に限りなく近いピエゾグラフ作品をご鑑賞いただけます。

 日本画表現においては、日本画に使用される岩絵の具による色彩の再現とともに、金銀箔による金属光沢の再現が求められます。当社プリンタに採用されている水性顔料インクは、岩絵の具の再現に非常に適しており、細密な色の配置やぼかしの再現において高い評価を得ております。金銀箔の光沢再現に関しては従来、インクジェットプリントの課題でしたが、今回の研究によって開発された金箔・銀箔を追加工する技法「ミックスメディア法」により、金銀箔の重厚な色彩をも再現することが可能となりました。

 現代女性ならではの感性で描いた煌びやかで力強い王朝絵巻の世界を通じて、伝統技法との融合によってより一層広がったピエゾグラフによる表現技法の可能性を是非ご覧ください。
 なお、会場にて三条祇園画廊による作品の販売を予定しています。

・名称 琳派彩還 植田 環ピエゾグラフ展−日本画のUTAGE≪宴≫2004 in TOKYO
・会期 2004年5月14日(金)〜5月26日(水)  11:00〜19:00(最終日は15:00まで) 期間中無休
      植田 環氏 在廊日  5月14、15、23、24日  
・入場料 無料
・会場 アクシスギャラリー・アネックス   東京都港区六本木5-17-1 B1F 電話(直通):03−5575−8656
・主催 セイコーエプソン株式会社
・協賛 株式会社アクシス
・協力 三条祇園画廊

以上

≪植田 環(うえだ たまき)氏 略歴≫
1968年 大阪に生まれる(本名 敦子)
1987年 大阪市立工芸高等学校美術科卒業
1989年 創画展初入選(以降10回入選)
1990年 川端龍子賞展入選(以降2回入選)
東京セントラル美術館日本画大賞展入選
1991年 春季創画展初入選(以降9回入選)
1992年 上野の森美術館大賞展入選
京都日本画家協会選抜展京都新聞社賞受
1993年 青垣2001年日本画展 毎日新聞社賞受賞
2000年 個展開催(京都)
2003年 京都絵画まつり(みやこめっせ)に出展
現在 創画会所属

≪琳派について≫
尾形光琳の様式を伝える流派。本阿弥光悦から俵屋宗達を経て光琳によって完成された装飾的傾向の強い画風。


≪ピエゾグラフについて≫
セイコーエプソンでは、スキャナおよびインクジェットプリンタの発売当初から、その精細な色彩表現の可能性を追求してきました。高解像度/高階調を実現し、深い被写体深度を誇るスキャナと、6〜7色の超微小インクドットによって今までにない画像品質を実現したインクジェットプリンタ。この組み合わせで絵画をスキャンして印刷することによって、原画の表面の凹凸や陰影、絵具の重なりまで再現することができるため、アナログ作品の複製技術として発達してきました。従来のオフセットやシルクスクリーン印刷では再現し難い中間色の色彩、微妙な筆のタッチ、画材の質感などの再現に威力を発揮するのです。そしてスキャナとインクジェットプリンタによる作品創作技法を「ピエゾグラフ」と命名しました。作家の意図を表現できる画期的な方法として注目されています。アナログ作品の複製技術として発達してきたピエゾグラフですが、現在では単なる複製にとどまらず、新たな価値を生み出すための表現技法として発展しています。発展を支える主な要素として、「用紙の選択幅が非常に広いこと」「デジタル技術を応用できること」が挙げられます。
◆用紙の選択幅の広さが創作の可能性を広げる
ピエゾグラフはインクジェット方式ですので、用紙に接触しません。従来の版画のように用紙やインクに圧力がかかることがなく、またインクのメディア互換性が高いため、用紙の自由度が非常に広いことが特徴です。これにより和紙や布であっても、その風合いを保ったまま印刷することができます。用紙の選択幅の広さは、創作の可能性を広げます。オフセットやシルクスクリーンとは違う表現を可能にする技法と言えます。



◆デジタル技術を利用してオリジナルワンの価値を生み出す
ピエゾグラフはアナログ作品をデジタル化します。そのため、原画とは違う色調に仕上げることや、複数の素材を組み合わせて新しい作品を生み出すことができます。さらに、出力した上から絵具で加筆するなど、創作のための中間制作物として使用することもできます。単なる複製画にとどまらず、新たな価値を生み出すための表現技法と言えます。


≪商標について≫
「ピエゾグラフ」およびPiezoGraph、「エプソンピエゾグラフ」およびEPSON PiezoGraphはセイコーエプソン株式会社の登録商標です。

記載されている情報は発表日現在のものです。予告無しに生産、販売を終了する場合や、価格、仕様などが変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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