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2003年11月17日

世界最小※1 空飛ぶマイクロロボット
μFR(マイクロ・フライング・ロボット)を開発、「2003国際ロボット展」に出展


 セイコーエプソン株式会社(社長:草間三郎)は、社内で培ってきたマイクロメカトロニクス技術を広く社会にアピールするとともに、マイクロロボット及び搭載要素技術の応用展開の可能性を探るために、世界最小の空飛ぶプロトタイプ・マイクロロボット「μFR(マイクロ・フライング・ロボット)」を開発し、2003年11月19日(水)から22日(土)まで東京ビッグサイトにて開催される「2003国際ロボット展/2003 International Robot Exhibition」に出展します。

 当社では、コア・テクノロジーの一つであるマイクロメカトロニクス技術をベースに、「世界最小のマイクロロボット」としてギネスブックに登録された「ムッシュ」(1993年発売)をはじめ、マイクロロボット「EMRoSシリーズ」*2を開発・販売してきました。また、本年4月には超薄型超音波モータによって駆動し、省エネ型Bluetoothモジュールによって複数体を遠隔操作が可能にしたプロトタイプ・マイクロロボット「ムッシュU−P」を開発し、世界最小*3の本格的ロボットシアターを実現するなど、マイクロロボットおよび、その搭載技術の応用展開について研究開発してまいりました。

 今回出展する「μFR(マイクロ・フライング・ロボット)」は、独自に開発した世界最高*4のパワーウェイトレシオ(重さあたりの出力)を持つ2つの超薄型超音波モータによってプロペラを二重反転させることで浮力を発生し、世界初*5のリニアアクチュエータによるX−Y重心移動機構によって空中での姿勢を制御いたします。また、機構部、回路部供にマイクロメカトロニクス技術の粋を集めた高密度実装技術によって小型軽量化を実現しています。回路部には、電池は搭載しておりませんが、BT(ブルートゥース)による無線通信ユニット、制御ユニット、ジャイロセンサや慣性センサやイメージセンサからなるセンサユニットを搭載しております。

 今回のμFRの開発によって、マイクロロボットの活動エリアが従来の2次元(地上)から3次元(空間)へと広がる可能性を示すことができました。今回の出展を契機に来場者の反応を探り、マイクロロボットによる空間の機能化(活用方法)を図るための課題抽出、検証、そして独自のマイクロメカトロニクス技術とその用途開発の追求に一層注力していく予定です。

以上

* 1,3,4,5: 当社調べ
* 2: 「EMRoS」は、「EPSON Micro Robot System」の略称。シリーズは、「ムッシュ」(ギネスブック登録、体積1cm3:1993)、「ニーニョ」(体積0.5cm3:1994)、「リコルド」(記憶再生機能付、体積1cm3:1995)、「ルビー」(気まぐれ走行機能付、体積1cm3:1995)の4 匹からなる。いずれも光を追って自律走行する。なお、「EMRoSシリーズ」の販売は現在終了。

■μFR(マイクロ・フライング・ロボット)の概要

<主な特長>

小型軽量で高出力の超音波モーター
世界最高のパワーウエイトレシオ(重さあたりの出力)を持ったアクチュエーター(当社調べ)
低消費電力無線モジュール
世界最高の低消費電力の無線モジュール(当社調べ)
空中での制御技術
世界初のリニアアクチュエータによる重心移動制御
高密度実装技術
高周波回路と制御回路を並存させた超小型軽量回路

<主な仕様>

(1電源) 3.5V
(2)消費電力 3W
(3)寸法 直径 約130mm
高さ  約70mm
(4)浮力 約13g・f
(5)質量 約8.9g(総質量)
約2.5g(無線・制御ユニット)
約1.3g(センサユニット)
約5.1g(機構部)

*なお、本製品はプロトタイプ品であり、販売の予定はありません。

記載されている情報は発表日現在のものです。予告無しに生産、販売を終了する場合や、価格、仕様などが変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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