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せっかく写真を撮っても、ハードディスクに保存して、モニターで見るだけ、なんてもったいない!
ということで、写真がいかせる、撮影がもっと楽しくなること間違いなしの写真集づくりをご紹介する「エプソン流プリントお楽しみ術~フォトブックを作ろう!~」セミナーです。
これまで撮り貯めた写真を、編集・構成して1冊の本にまとめるだけで、1枚1枚鑑賞していた時とは違う、新しい「物語」が生み出せます。
でも写真集、製本と聞くと、自分には難しいかな…?とか、写真をまとめるのをどうしたらよいかわからない方も多いはず。
そこで、セミナーでは、「写真サイズの選び方」や「レイアウトのポイント」、「おすすめのソフト」まで、わかりやすく紹介いたしました。
「自分だけのオリジナル作品集」をつくるには、以下の3つがポイントです。
1. 客観性
独りよがりにならない写真選びが大切です。
2. リズム感
写真の組み合わせで、見る人たちを楽しませましょう。
3. とにかくつくってみる
写真集をつくり始めると、撮影を含め、もっと写真生活が楽しくなります。
作品集とは写真をたんに並べた冊子ではなく、写真で綴る「小説」のようなものなのですね。
そこに綴られた新たな物語は、見る人の心を動かします。この他にも、作品集づくりには、まだまだ工夫できる点があるとのこと。
例えば、背景色ひとつとっても、背景の色で写真の印象や効果が異なります。
黒は写真全体が締まって見え、白は爽やかですっきりした印象に。
基本は白がおすすめとのことですが、アルバムなどで賑やかさを見せる場合は、派手な色や柄ものを背景に使うのも効果的です
次に、写真集では、写真1枚1枚にタイトルをつける方も多いと思いますので、その場合の押さえるべきポイントをご紹介します。
まずは「タイトルの位置」。
横の写真なら右下、縦の写真なら真ん中、というふうに、どこにタイトルを配置するか必ず決めましょう。
1枚1枚バラバラな位置だと統一感がなくなってしまいますので、やはり同じ位置に配置するのが望ましいです。
次は「書体(フォント)選び」です。タイトルの書体も、写真集の大切なパーツですので、おろそかにせずにこだわって選びましょう。
書体にはいろんな種類があり、パソコンにもたくさん入っていますので、自分の作品にあった書体を選ぶのがよいと思います。
最後に「写真選びのコツ」について、お話します。写真選びは「アナログ方式で選ぶこと」です。
みなさんは写真を選ぶのもパソコン上でおこなうという方がほとんどだと思いますが、写真集をつくる際などは、紙にプリントするなどして、昔ながらのやり方で選ぶようにしましょう。
作品の色や風合いはプリントして初めてわかりますし、何よりも完成形がイメージしやすいといった利点があります。
また「他人の目線=他人の意見を聞く」というのも、大切ですね。
撮影した写真には、他人にはわからない思い入れがあったりします。自分の写真集なのでもちろんそれも大切ですが、すべての写真がそればっかりでは、まとまりのない写真集に仕上がってしまいます。
ぜひ機会があればプロのカメラマンの方に見ていただいたり、お友達や家族に見てもらい意見を聞いて、ぜひ客観的な視点を養ってみてください。
必ず新たな発見や気づきが得られ、撮影にも変化が生まれることでしょう。
写真集は、まずはやってみること。ひとつつくってみると、必ずコツがつかめます。
プリンターと家にあるような道具だけで、手軽につくれるフォトブックもありますので、ぜひチャレンジしてください。
なお、簡単にフォトブックをつくる方法として、Imaging WorkShopをおすすめしています。
こちらのソフトではレイアウトや編集管理が非常に簡単にできるのが特長です。
ソフトを使ったフォトブックのつくり方は、「Imaging Workshopを使ってオリジナル写真集をつくろう」のページで、手順を追って紹介しています。
ぜひこちらも参考にしてみてください。
会場で配布した手作り製本の資料も以下よりダウンロードいただけます。