極める!プリントテクニック講座

第10回 プリンターを使いこなす〈PX-5V編〉

プリンターの特長を把握しましょう

プロセス1 プリンターの特長を把握しましょう

プリンターの特性 プリンターの特長や進化した機能を知る

オリジナルに忠実な色で写真をプリントしたい。人肌の質感や髪の毛のディテールまで精緻に再現したい。用紙の風合いを生かした作品づくりを行いたい。PX-5Vは、そうしたこだわりの作品づくりに適した本格派プリンターです。ここでは、その特長をご紹介します。

画質と操作性を向上したPX-5V

大自然の峻烈な景色や野に咲く可憐な草花、陰影に富んだ人物の表情……。カメラがとらえた奇跡のような一瞬をあますところなく再現するために生み出されたのが、エプソンのPX-5Vです。写真画質の美しさで定評のあるプリンター、PX-5600の設計思想を受け継ぎつつ、解像感や色再現性、使い勝手のさらなる向上を目指して開発されました。

●進化したPX-5V の高画質テクノロジーと使い勝手

PX-5V PX-5600
顔料K3 インク 黒、グレー、ライトグレーの3種類の濃度のブラックインクによって、モノクロ写真のハイライトからシャドウまでをなめらかに描画。カラーバランスに優れるため、カラープリント時に色の制御が行いやすいのも特長。彩度の低い人肌などの色も、色かぶりや色転びせずに美しく再現できる。
LCCS 色を再現する際の最適なインク配分を実現する技術。8 色インクで1,840,000,000,000,000,000(184 京)通りもの組み合わせから、 階調性・色再現域・粒状性・光源依存性がそれぞれ最適になるように選び出し、高次元で安定した高画質を実現。
写真高画質 インクドットサイズ最小2plという微小なインク滴と、3サイズのインクを打ち分けるMSDT(マルチ・サイズ・ドット・テクノロジー)により、5760dpという高解像度を実現。 インクドットサイズ最小3pl というインク滴と、3 サイズのインクを打ち分けるMSDT により、5760dp という高解像度を実現。
操作性 プリンター本体にLCD 操作パネルを搭載しており、パソコンなしでもインク残量の確認や各種設定、プリンターのメンテナンスなどが行える。 インク残量の確認や各種設定、プリンターのメンテナンスはドライバーで行う。
インク フォトブラックインクとマットブラックインクを同時装着可能。インク容量も大容量化 フォトブラックインクとマットブラックインクは入れ替えが必要。
給紙 前面からの手差し給紙方式を採用。用紙セットや印刷が、よりスムーズに行える。
※詳細はプロセス2で解説。
手差し給紙は本体背面から行う。
有線・無線LAN 標準対応。 オプション対応。

PX-5V は、このほかにも、よりよいプリントを実現するためのさまざまな技術を搭載しています。詳しい製品特性については、こちらもご参照ください。

より詳しいPX-5V の製品特性を見る

プリンターの特長を把握しましょう