森山大道展
凶区 Erotica
会期:2007年6月27日(水)〜2007年8月5日(日) 10:30−18:00

©Daido Moriyama
会場の様子をご覧下さい。

アムステルダム、ケルン、パリ、シドニー、タイ、上海、新宿、大阪……さまざまな都市の情景を写しとった作品によって構成される、「凶区 Erotica」。雑然とした街が森山大道に見せる表情は、エロティシズムをあふれさせ、ただならぬ空気をたちのぼらせます。森山大道が感知する瞬間は、シャッター音とともにファインダーによって切り裂かれ、彼の視覚といりまじり、すべてが等価の塊へと変換されています。

海外の都市で催される個展のために、年に数回は機上の人となる森山の地球規模の移動の痕跡であるにもかかわらず、切り取られた像は、写真家の体内にひそむ自身すら掌握していないかもしれないほどの深みに落ち込みなにものかと融合しながら、ただひたすら、路地へと回帰していくように見えます。
その位相のギャップのなかにひそむ巧まれざる変容は、するりと見る者の追尾をかわし、どこの地とも判じ得ない、混沌の磁場へとわれわれを誘い込むのです。

本展では、森山大道が2000年以降に訪れた、あらゆる都市で撮影されたスナップショットを大判のインクジェットプリントに引き伸ばし、ご紹介いたします。
*6月初旬には、朝日新聞社より同名の写真集が刊行されます。

作家による著書サイン会のお知らせ
日時:2007年7月14日(土) 16:30-17:30
会場:エプソンイメージングギャラリー エプサイト
(先着150名様まで/詳細はエプサイト[03-3345-9881]までお問い合わせください)

作家によるトークショーのお知らせ
展覧会に先立ち、エプサイト会員様向けイベント「コミュニケーションウィーク」の中で、森山大道氏と山崎幸雄氏(元アサヒカメラ編集長)によるトークショーを開催いたします。詳細はこちらをご覧ください。

森山大道 DAIDO MORIYAMA
1938年大阪生まれ。写真家。既成概念をひるがえす比類のない写真作品を発表しつづける。写真史を省みても、日本を代表する、もっとも重要な写真家として、常に名前を挙げられる一人であり、その独自の作風は幅広い表現分野に影響力を持つ。国内外での個展、写真集ともに多数。近著に写真集『遠野物語(復刻版)』(光文社)、『新宿+』『大阪+』(月曜社)、展覧会同時刊行『凶区EROTICA』(朝日新聞社/A4/予価5500円)など。