エプソンでは、改正省エネ法に対応した方法で輸送量、エネルギー使用量、CO2排出量を把握しながら、「売上 高原単位で前年度比 1%削減」の目標を定め、環境負荷低減活動を進めています。
2006年度から取り組んでいる物流データ集計の効率化は、一部で出荷実績などからの自動集計を開始しました。 今後は範囲を順次拡大し、データ精度向上を合わせて進めていきます。
環境汚染防止に関する全社統一の規程・基準に従い、考え方・法の遵守を徹底しています。各推進組織では、ISO14001を活用して、基準値の逸脱、環境に関する苦情や事故が起こる危険性(リスク)を洗い出し、評価結果に基づいて対策を打ち、継続的なリスク低減に努めています。
全世界の関係会社と協力し、CO2排出量の多い航空輸送から海上輸送へのモーダルシフトを進めています。 エプソン販売(株)(東京都)では、需要予測システムを構築し、1年以上先の各パーツの需要を予測し、納入リードタイムとあわせることで、Singapore Epson Industrial Pte. Ltd.(シンガポール)からのアフターサービスパーツの輸入を航空輸送から海上輸送への変更を実現しました。これにより年間、約3千トンのCO2 を削減することができました。
エプソンのヨーロッパでの物流は、99%が陸上輸送によって行われています。このため、トラック輸送の効率をいかに上げるかが、CO2 排出量に影響します。この課題を解決するための手段の一つとして、Epson Europe B.V.(オランダ)では、ヨーロッパでの標準的なトラックに替えて、荷台が上下2段に分かれている「ダブルデッキトラック」を導入しました。
従来のトラック1台では、標準的なパレットを33個しか運べませんでしたが、ダブルデッキトラックは積載効率が向上し、最大54個のパレットを輸送することが可能です。荷台が2段になっていることで、パレットの高さは180cmまでという制限が生じますが、以前から顧客より「受け取るパレットの高さを180cm以下にしてほしい」という要望があったことや、積み重ねのできない商品を扱っていることなどがあり、スムーズな導入が実現できました。 ダブルデッキトラックの導入により、同じ量の商品を運ぶために必要なトラックの台数は以前に比べて40%減となりました。これにより環境面での効果とコスト削減、顧客満足を同時に実現することができました。


エプソンの物流業務を担う(株)エプソンロジスティクス(長野県)では、ビジネスパートナーの協力を得て、ハイブリッド車両、デジタルタコグラフ※の導入やエコドライブの推進を通じ、CO2 削減に取り組んでいます。
※デジタルタコグラフとは、運行記録計の一種で車両の運行履歴(速度、時間、エンジン回転数、急加速回数等)を自動的にメモリーカード等に記録する装置。
