商品のライフサイクル全体を見据えて、企画・設計段階で環境配慮型商品のもととなる要素を盛り込みます。
お客様にお使いいただく商品が環境に与える影響(ライフサイクルでの環境負荷量)は、企画・設計段階でほぼ決定されます。エプソンでは商品開発段階で「省エネ設計」「省資源」「有害物質の排除」の3つを基本方針と定め、環境に配慮したものづくりの基盤としています。

商品のライフサイクル全体における環境負荷では、お客様のもとでの「使用時」の電力消費量が大きなウエイトを占めるため、商品ごとに省エネ性能の目標を掲げ、継続的な改善を進めています。
商品の小型化・軽量化による負荷の削減を考慮するとともに、リサイクル可能率(商品の設計図面から、計算上リサイクル可能と判断される質量の比率)の目標を設定し、商品が使用された後のリサイクルのしやすさに配慮した設計もしています。
含有禁止、あるいは含有量を管理すべき化学物質を社内基準で定め、データベース化し、設計から調達、量産に至る全てのプロセスでこのデータベースを活用して安全性を確保しています。
商品の企画段階で、その商品の環境仕様を明確化し、設計段階以降で仕様を具現化していきます。環境仕様の実現度は、各商品化のステップでレビュー(チェック)され、最終的に商品として発売されます。また、世界各国・地域で運用されている環境ラベルへの対応についても、重要な環境仕様の要素として商品化フローにおいて扱われます。
環境配慮型商品の作りこみのための評価に必要な社内規格・評価ツールを整備し、運用のルールを定めた業務基準に基づき商品化を進めています(図1)。
図1 環境配慮型商品の商品化フロー (情報画像事業本部の例)

※1:エプソングループの品質管理規格
(1) 規格
(2) 評価ツール