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EPSON PHOTO GRAND PRIX受賞作品発表
受賞作品発表
作品インデックス審査会レポート

熱気ある作品の数々が再び集結!

頂上決戦ならではのハイクオリティな戦い

 2回の募集における合計獲得ポイントで年間賞を決める、という独自のスタイルで開催した「エプソンフォトグランプリ」。1月10日、第2回募集が締め切られた。この第2回募集に集まったのは、3,532点(フリー部門1,817点・ネイチャー部門1,715点)。第1回募集時の4,080作品という数には及ばないが、集まった作品には「もう一度栄誉を!」「めざせ年間賞!」という強い意気込みが感じられる。前回の挑戦を経て、頂上決戦へと参加者が自然と絞られていったともいえる状況だ。

 とりわけ強い意欲を感じさせたのが、第1回募集時に見事上位入賞を果たした応募者からの作品。同じ方の作品とは思えないほどガラリと作風やテーマを変えてくるなど、アマチュア写真家としての幅の広さを感じさせる応募者も多く、審査会でも話題となっていた。

 審査会は、風の冷たい1月のとある日、東京都内で催された。まずネイチャー部門の全応募作品を300点ほどに絞ることからスタートした。作品を吟味してくださったのは、もちろん、田沼武能先生と竹内敏信先生。同様にフリー部門の全応募作品を200点ほどに絞り込み、第一次審査は終了。

 二次審査以降は、いずれの部門も審査員の先生お二人ともが見てくださる。二人の先生の確かで個性的なそれぞれの視点が、混ざり合ったり交差したりしながら、幅広く多様な作品に評価が与えられていく。

 

問われるのは「総合力」

 応募作品には組写真が多く、一枚のサイズも2LくらいのものからA3などの大判まで様々で、余白のとり方や紙の選び方もそれぞれに異なる。応募者たちが自分の創作意図を伝えようと、その見せ方にも工夫を凝らしているのがよくわかる。まさに“自分でプリントする”からこそ、というこの自由さが、このコンテストの特長でもあるのだ。
 二次審査、最終審査とさらに上位に向かって選ばれていくのだが、両先生からは、この“見せ方”に対する厳しい指摘も出てくる。「いい写真群を見せているけど、一枚のトーンの違うプリントが全体のクオリティを下げていて惜しい」とか「もっと大きなプリントにしたほうがテーマに合っている」といったように、映像そのもの以外のところへの要求も審査が進めば、自然と高くなるのだ。

 およそ200ページにわたるスナップショットの写真集として応募された作品「Life in Tokyo」(金 明宣さん)などは、めくるたびにシーンが次から次へと展開していくという、テーマと“かたち”がうまく噛み合っているという点でも話題の集まった作品だった。また、チューリップを捉えたネイチャー部門の作品「花とつぼみ」(広瀬 欣也さん)も、柔らかい色調にしたことがフォルムを際立たせているし、紙も作風に合っていると評価された(いずれの作品も2位を受賞)。撮ったあとの処理も含めた「総合力」が期待されている。

 

新しい視点・新しい方法論に拍手

 選考が進み上位作品として残ったものの中には、ほかの応募作品とは少し異なる雰囲気を持ち、かつその中に新しい視点が感じられるものがあった。そのような「作品づくりを楽しむこと」「何気ない日常を撮ること」といった新しい提案をしてくれる作品に栄誉を、ということで、審査員の先生と主催者の協議の結果、急きょ「審査員特別賞(10位)」が設けられた。

 じっくりと作品を見ながらたくさんの議論を重ねた結果、朝から始まった審査会は、まもなく19時という頃にすべての賞が決定。
 グランプリに輝いたのは、楠本富浩さんの「廃校」(フリー部門)と太田直志さんの「燕岳の星空」(ネイチャー部門)。楠本さんの作品は、廃校になった小学校を様々なアングルで丹念に撮ったドキュメンタリーで、「ここにいた子どもたちの“ぬくもり”が写真の中に残っている」とテーマ性・技術力ともに評価が高かった。太田さんの作品は、燕岳の神秘的な夜の情景を捉えたもので、その着想も含め「ネイチャーフォトとしての新しさがある」という点に加え、撮影に通い続けたその並々ならぬ労力も評価された。

 第2回の受賞作品決定により、合計獲得ポイント上位者に贈られる「年間賞」も決定!アマチュア写真家の総合力が試される「エプソンフォトグランプリ」年間賞は、【こちらのページ】で発表。

田沼武能先生

田沼武能先生

竹内敏信先生

竹内敏信先生





 







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