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審査員総評

応募部門・賞

2009年度 審査員総評
田沼 武能
このコンテストに関わってもう6年になりますが、毎年各部門の作品を見ておりますと、その年によって応募された作品全体がつくり出す雰囲気や勢いが違っているのを感じます。今回審査を通して感じたのは、ネイチャー部門の勢いがあったように思いました。組写真のレパートリーが増えて、見ごたえのある作品がかなり目立ったのだと思います。ヒューマンライフ部門の作品は「人」を取り扱うというところで例年よりも少しおとなしい感じがしました。撮っているスナップの手法が肖像権などの問題で使いにくくなってきている影響なのかもしれません。これからはスナップに変わる新しい手法を模索していかないといけないと思います。そういう意味で、新しい作品のスタイルが生まれる夜明けにあたる時期なのかもしれません。
カメラの性能が優れ、押せばとりあえず写るばかりか、撮影者の被写体に対する情熱まで写るようになってきました。テーマに感動して撮っている作品とそうでない作品との力の差が歴然と出てしまうのです。今回の審査では自分の本当に興味のあるものを探し、そこに向けて撮影をする姿勢の作品を特に厳しく選んでいきました。
中村 征夫
コンテストの審査で沢山の写真を見ていると、これまではベテランの人と初心者の人の差がはっきりしていて、ある程度絞り込む段階まではすんなりいくものでした。しかし今年の作品はその境界がほとんど感じられず、おそらく初心者なんだろうけど結構面白いというものも多かったですね。プリンターやカメラの性能が上がっているというのもうなずけますが、作品づくりをしている人達がその機材を使いこなすようになってきたという事なのだと思います。
ネイチャー部門・ヒューマンライフ部門を通して感じたことは、作品のレベルがさらに上がってきたということです。一点一点の迫力が増しているように思いました。また、組写真も作品の厚みが出て、これまでにない表現力があらわれはじめているようでした。
ファミリースナップ部門に関しては、愛情を込めて撮っているというのが写真から溢れていて楽しかったです。審査をする側としても、めいっぱい愛情を込めて数少ないチャンスを的確にものにしている写真を選ばせてもらいました。
 

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