
[ Man-go Slice ]
竹村 稔Minoru Takemura
- 260mm×400mm/100頁作品集
名刺サイズのペーパーにデジカメで撮りためた街や自宅、雑誌の複写などの写真をたくさんプリントしてからごちゃまぜにしてレイアウトしたり、ページによってはおおまかに編集してみたり、ある意味いいかげんな作品にしたく制作しました。
たくさんのイメージを貼り付けることと、おおまかにぱっぱって写真を選んでレイアウトすることで、作品から意味をなくしてしまいたかった。
写真を大量に使ったのも、見る人に「もう、どうでもいい」という心境にさせたいのと、また僕自身が大量の写真を目の前にして途方に暮れて、「どうでもいい」という境地に立つため。「どうでもいい」と居直って作業することで、まじめな編集作業から解放されて「どうでもいいもの」、「たいして意味のないもの」を作りたかった。
小さなデジカメと4色インクのプリンターと大量の名刺用紙を使って、アドリブ演奏みたいなことをしてみたかったのかもしれません。
作品のタイトルも特別意味はありません。以前スーパーで買ったマンゴーのシロップ漬けの缶詰に貼られたステッカーに「マンゴースライス」とカタカナで書かれていたのを見て、その言葉が僕には面白く感じられ、妙にエロティックで、意味のない作品にぴったりのタイトルだと思いました。

1971年生まれ。