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カラーイメージングコンテストは、デジタルを巡り進化を続けるテクノロジーが、多彩な才能と共振しながら培われていく「表現力」の発表の機会を創出し、より多くの方々とデジタルプリントの制作を自在に楽しんでいただく喜びを分かち合うことをめざしています。
社会や環境の変容を受け止め、多種多様なアプローチで生み出される数多くの応募作品の中から、クリエイターとして第一線を疾走する審査員の方々の厳正な姿勢と熱い視線を通して、年ごとに新たな様相を提示し異なる香りをたちのぼらせる時代感覚が浮き彫りにされてきました。

9つの国と地域より寄せられた、写真部門7,873作品、グラフィック部門1,597作品におよぶ多数の応募作品を対象とした審査の過程で、賞候補が絞り込まれていく中、グランプリにふさわしい圧倒的なパワーと次代への可能性を提示する作品が今年は見いだせず、繰り返された真摯な議論の結果、グランプリは「該当作品なし」と決定いたしました。
準グランプリを受賞した、写真部門・村山加奈恵さん「もう一度触れたい。」と、グラフィック部門・堀友則さん「堀友則」の両作品は、優れたテクニックをベースに、鏡面のように映しだされた時代背景や世相・風潮を感じさせ、魅力的な感性をあふれさせています。
両部門ともに、ここ数年の傾向ともいえる、センスよくまとめられたブックスタイルが多く見られ、ディレクション力により構築された完成度の高さが目立つ一方、さらに自由で柔軟な強度に貫かれた作品の登場への期待が増幅されました。
